モウリーニョ監督が古巣レアル・マドリードのチャンピオンズリーグ制覇に異議:「ヴィニシウス・Jr.はワザと転倒した!」
今年のチャンピオンズリーグはレアル・マドリードがボルシア・ドルトムントを2-0で破り、優勝を飾る展開となった。ところが、かつてレアル・マドリードを率いたこともあるジョゼ・モウリーニョ監督が古巣の快挙に異議申し立てをしているようだ。
モウリーニョ監督が問題視したのはレアル・マドリードのFW、ヴィニシウス・ジュニオールの行動だ。もし審判がこれを咎めていたら、試合結果が違っていたかもしれないというのだ。
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決勝戦の主審を務めたのはスロベニア出身のスラヴコ・ヴィンチッチ。はた目には公平なジャッジを下しているようだったが、モウリーニョ監督によれば見逃しがあったとのこと。
この試合最初のイエローカードをもらったのはレアル・マドリードのFW、ヴィニシウス・ジュニオールだった。ドルトムントのGK、グレゴール・コベルにプレッシャーをかけようとして接触してしまったのだ。
しかし、ヴィニシウスはこのジャッジに不満だったらしく、主審のヴィンチッチに対する不信感と抗議の意を露わにした。
ともあれ、ヴィニシウスがこれによって退場させられることはなかった。それどころか、モウリーニョ監督によれば、ヴィニシウスはマッツ・フンメルスによるファウルを装ってワザと転倒し、意趣返しをしたというのだ。
モウリーニョ監督はスポーツチャンネル「TNT Sports」に対し、「(ヴィニシウスは)ワザと転んだ。間違いない。ワザとだ」とコメント。
さらに、モウリーニョ監督は信じがたいといった面持ちで、「これに抗議したニコ・シュロッターベックはイエローカードをもらってしまった。もちろん、主審としてはイエローカードを出すしかなかっただろう。でも、そうなってしまったのはニコがあの行為に気づいていたからだ。彼はヴィニシウスがワザと転倒したことに完全に気づいていたんだ」と続けた。
試合は後半、ダニ・カルバハルのヘディングシュートでレアルがリードを奪い、ヴィニシウス・ジュニオールが左足で2点目を挙げる展開となる。しかし、モウリーニョ監督やドルトムントの関係者はこれに納得がゆかない様子だ。
一方、23歳の若さにして2度目のチャンピオンズリーグ優勝を果たしたヴィニシウス・ジュニオールはこういった批判を気にも留めていないようだ。