F1界の重鎮エディ・ジョーダン、「進行の速いガン」と診断されたことを明かす
アイルランド出身の元Fレーサーで、F1コンストラクター「ジョーダン・グランプリ」の元オーナーとしても知られるエディ・ジョーダン(76)が「かなり進行の速いガン」を患っていると明かした。しかも、すでに複数の箇所に転移しているとのこと。
ジョーダンは元F1レーサーのデイヴィッド・クルサードと共同で運営するポッドキャスト『Forsula For Success』の中で、自身の健康状態についてコメント。
ジョーダンいわく:「(2024年)3月に前立腺ガンおよび膀胱ガンと診断されたんだ。でも、進行が速く、脊椎と骨盤にも転移してしまったよ」
1991年から2005年にかけて「ジョーダン・グランプリ」を率いたジョーダン。自身のガンを明かすにあたっては、同じく末期の前立腺ガンを患っている英国の元自転車レーサー、クリス・ホイに言及した。ホイは6度にわたって自転車トラック競技の五輪金メダリストとなった人物だが、2024年にガンを公表していた。
ジョーダンいわく:「クリス・ホイのことは耳にしているだろう? 大スターとして、私と同じような病気について公表しているね。ただし、彼の方がずっと若いんだが」
さらに、「これだけは言っておきたいんだが、くれぐれも検診に行ってくれ。ほったらかしにしたり、先延ばしにしたりしてはダメだぞ」と付け加えた。
ジョーダンは医師による診察を受けることの重要性を強調した上で、「長生きする」ための選択肢はたくさんあると指摘。
そして、「何はともあれ、検診に行こう。いいかげんにやり過ごしたり、躊躇したりしてはダメだ。要は身体に気をつけろってことさ」と語り、視聴者に対しガン検診に足を運ぶよう真剣に忠告している。
エディ・ジョーダンと言われてもピンとこないという方もいるかもしれない。しかし、ジョーダンは無名時代のミハエル・シューマッハを見出し、自身のチームのドライバーとして250レースに出場させた人物だ。
「ジョーダン・グランプリ」は2005年に売却されることになってしまったが、チームそのものは「アストンマーティンF1」として現在まで存続している。実際、ジョーダンはアストンマーティンと最近、契約したスターエンジニアのエイドリアン・ニューウェイのマネージャーも務めている。
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