「Google Earth」航空写真があばくミステリアスな光景
世の中には、少し距離を取らないと見えてこないものがあります。あなたがふだん目にしている場所も、実は自然にできた不思議な模様や人為的に作られた地上絵で彩られているかもしれません。
そこで、今回は世界各地のミステリアスな光景を、Google Earthの航空写真で上空から眺めることにしましょう。
写真:Google Maps / Google Earth
米国ネバダ州の地上に出現した巨大なターゲット(北緯37度33分50.2秒、西経116度51分4.4秒)。実際には、航空写真の調整に利用されるのだとか。
写真:Google Maps / Google Earth
ダンスタブル(英国)で威容を見せつけるライオン(北緯51度50分55.1秒、西経0度33分16.6秒)。ライオンというとアフリカのイメージですが、英王室の紋章にもあしらわれています。
写真:Google Maps / Google Earth
アルゼンチンはコルドバにあるギター型の林(南緯33度52分4.4秒、西経63度59分13.2秒)。地元の農家の若者が亡き妻を偲ぶため、1977年に樹木7,000本あまりを植えて作り出したものです。半世紀後には一体どのような姿になっているのでしょうか?
写真:Google Maps / Google Earth
エジプト、バフル・アル=アフマル県の砂漠に出現した不思議な渦巻き模様(北緯27度22分10.10秒、東経33度37分54.62秒)。エジプトだけに古代遺跡でしょうか? それともUFOの着陸地点? いいえ、これは「精神状態・心象風景としての砂漠」を表現するため、芸術家グループ「D.A.ST. Arteam」によって生み出された作品なのです。
写真:Google Maps / Google Earth
ロシアにあるサルの顔(北緯65度28分36.2秒、西経173度30分41.1秒)。身の回りにある模様が顔に見えてしまう現象は「顔パレイドリア」と呼ばれています。つまり、この航空写真がサルの顔に見えるのは、あなただけではないのです。
(写真:Googleマップ/GoogleEarth)
カリフォルニア州コロナド(米国)にあるこの建物(北緯32度40分34.19秒、西経117度9分27.58秒)。上空から見ると不穏な形をしています。1960年代に建設されたものでサンディエゴ海軍基地の一部ですが、インターネットユーザーが目ざとく見つけ出し大騒ぎに。これを受けて、海軍当局はこの危ういフォルムをカモフラージュすると約束したそうな……
写真:Google Maps / Google Earth
アイダホ州にあるボイシ国立森林公園(米国)には「Jesus loves you」の文字が(北緯43度38分42.3秒、西経115度59分35.1秒)。
写真:Google Maps / Google Earth
アリゾナ州ウィットマン(米国)にある巨大な三角形(北緯33度44分50.1秒、西経112度38分1.9秒)。どうして砂漠のど真ん中にこんな模様があるのでしょうか? 率直に言えば古い空軍基地なのですが、宇宙人の仕業と信じて疑わない人も。
写真:Google Maps / Google Earth
シドニーのホームブッシュベイ(オーストラリア)には、打ち捨てられ緑に覆われた廃船「SSエアフィールド号」が(南緯33度50分11秒、東経151度4分49.8秒)。
オハイオ州コロンビアステーション(米国)にあるハート型の湖(北緯41度18分14.1秒、西経81度54分6.1秒)。
写真:Google Maps / Google Earth
キプロス島北部の街キレニアには、トルコ系勢力が実行支配する北キプロスの国旗が描かれています(北緯35度16分58.5秒、東経33度22分36.8秒)。
写真:Google Maps / Google Earth
ユタ州モアブ(米国)でIntrepid Potash社が運用する塩化カリウム採掘用の塩田(北緯38度29分0.16秒、西経 109度40分52.8秒)。通常は藻類によって赤みがかった色を示しますが、この塩田の場合、太陽光の吸収を促進し水分を効率よく蒸発させるための着色剤が投入されているためビビッドブルーになっています。
写真:Google Maps / Google Earth
沖縄県にある嘉手納基地にはバットマンのマークが(北緯26度21分28.4秒、東経127度47度1.7秒)。同基地に駐留する米空軍第44戦闘飛行隊が「ヴァンパイア・バッツ」の異名を持つためです。
写真: Google Maps / Google Earth
米国ネバダ州の地上には謎めいた三角形が描かれている(北緯37度37分46.4秒、西経116度50分58.4秒)。飛行機が失踪することで有名な魔の三角地帯「ネバダ・トライアングル」と何か関係があるのでしょうか?
写真:Google Maps / Google Earth
コカ・コーラ社の巨大なロゴがあるのはチリのアリカ・イ・パリナコータ州(南緯18度31分45.2秒、西経70度14分59.8秒)。コカ・コーラ社創立100周年を記念してアタカマ砂漠のど真ん中にコーラの空き瓶7万本で作られたもので、その大きさは50×120メートルにおよぶと言います。
写真:Google Maps / Google Earth
ふたたび、米国ネバダ州の砂漠から。ミステリアスな星型がはっきりと描かれています(北緯37度24分5.7秒、西経116度52分4.1秒)。
写真:Google Maps / Google Earth
カリフォルニア州エルセグンド(米国)には大手玩具メーカー、マテル社のロゴが(北緯33度55分16.6秒、西経118度23分30秒)。マテル社と聞いてもピンとこないかもしれませんが、「バービー」の会社だと言えばおわかりでしょう。この巨大なロゴは子供やデザイナー、開発者が集まって、新たなおもちゃを生み出す「マテル・イマジネーション・センター」に描かれたものです。
写真:Google Maps / Google Earth
タンザニアのカタヴィ国立公園にはカバが大集合する「プール」があります(南緯6度53分53秒、東経31度11分15.4秒)。大勢のカバたちが一斉に水浴びをするため、上空から眺めると壮絶な光景に。
写真:Google Maps / Google Earth
イエローストーン国立公園(米国)にあるグランド・プリズマティック・スプリング(北緯44度31分30.2秒、西経110度50分17.5秒)は世界で3番目に大きい熱水泉です。カラフルな色合いは、ミネラル豊富な水のお陰で繁殖したバクテリアが醸し出しています。
写真:Google Maps / Google Earth