異例のキャリアで大活躍:アマチュアボクシングの期待の星、原田周大選手

原田周大(はらだ しゅうだい)選手
高校時代に国体準優勝
コロナ渦での自主練
全日本選手権を連覇
アジア競技大会で銀メダル
ターニングポイント
強さの秘密
岡沢セオン選手
アマチュアボクシングとプロボクシング
パリ五輪でアマチュアボクシングが注目の的に?
原田周大(はらだ しゅうだい)選手

パリ五輪が間近に迫っている。今回はボクシング男子57キロ級で金メダルを狙う原田周大選手を追っていこう。

Sports Unlimited News をフォローして世界のスポーツをいつも手元に

高校時代に国体準優勝

2001年10月2日生まれの原田選手は、北九州市出身。中学1年生の時にボクシングを始め、高校時代に国大で準優勝する。高校卒業後は地元を離れ、ボクシングの強豪、専修大学へと進学した。

コロナ渦での自主練

専修大学のサイト「専大スポーツ」によれば、入学後直ぐに新型コロナウィルスが蔓延し、全く練習ができない日々が続いた。「このままでは何のために大学にきたのかわからない」と部員たちを必死に説得し、自主練習を繰り返しながらスキルを身に着けていったという。

画像:Instagram, @shudai__samurai

全日本選手権を連覇

そんな地道な努力が実を結び、大学2年生で全日本選手権のバンダム級を制すと、22歳以下のアジア大会で準優勝、世界大学選手権3位と快進撃を続けた。さらに大学3年生の時に全日本選手権を連覇。階級をバンダム級からフェザー級に上げての連覇達成だった。「専大スポーツ」が伝えた。

アジア競技大会で銀メダル

2023年10月、パリ五輪予選をかねたアジア競技大会男子フェザー級で、原田選手は銀メダルを獲得。金メダルには届かなかったが、決勝まで進んだことでパリ五輪代表の座を手にした。

画像:Instagram, @shudai__samurai

ターニングポイント

「読むNHK北九州」によれば、原田選手のターニングポイントはウズベキスタンでの合宿にあったという:「ウズベキスタンの選手達は、とにかく走ってはサンドバッグをたたいて、筋トレしては走っての繰り返しで、ボクシングが強くなる以前に人間的に強くなるメニューが多かったです。根本的に強くなるって、そういうところなんじゃないかなと思って......」

画像:Instagram, @shudai__samurai

強さの秘密

「FBC福岡放送ニュース」によれば、磨きに磨いた左ジャブ、スタミナとスピード、そしてリンクを広く使うスタイルが原田選手の強さの秘密だという。

岡沢セオン選手

「JIJI.COM」によれば、2大会連続での五輪出場を決めた71キロ級の岡沢セオン選手とは普段から良き先輩後輩の仲だ。一緒にボクシング強豪国のウズベキスタンやカザフスタンで武者修行を積み、練習量を競い合うのが日課になっているという。

 

アマチュアボクシングとプロボクシング

五輪のボクシングはアマチュア競技のルールで行われる。「日本オリンピック委員会」のサイトによれば、アマチュアとプロではルールが大きく異なり、主な違いは競技時間だという。アマチュアはトーナメント形式の3分3ラウンドで、プロは最長で3分12ラウンドだ。

パリ五輪でアマチュアボクシングが注目の的に?

プロボクシングの世界王者を多く抱える日本は、これまでプロを中心に注目を浴びてきた。パリ五輪で原田選手が大活躍すれば、アマチュアボクシングにも大きな注目が集まるに違いない。

Sports Unlimited News をフォローして世界のスポーツをいつも手元に

ほかのおすすめ