4度めの五輪に挑むオーストリアきっての陸上選手、イヴォナ・ダディック
オーストリアの陸上選手、イヴォナ・ダディックはオリンピックにも3回出場している7種競技のベテランだ。
オリンピック公式サイトによると、7種競技とはその名の通り7つの競技を二日間かけて行う種目。7つの競技とは100mハードル走、走り高跳び、砲丸投げ、200m走、走り幅跳び、槍投げ、800m走だ。
これまでの3度の出場経験において、ダディックのベスト記録は東京オリンピックでの8位(スコアは6403ポイント)だ。
ダディックの個人ウェブサイトによると、ダディックは今年のパリオリンピックにも4度目の出場を果たし、今度こそメダル獲得を目指しているのだという。
ダディックはオリンピックでのメダルこそ無いものの、ヨーロッパ大会や国際大会では複数回入賞している。
同じく個人ウェブサイトによると、これまでU23ヨーロッパ大会と通常のヨーロッパ大会で2度、7種競技の銅メダルを獲得しているという。
ダディックの国際大会でのベスト記録は2018年世界室内陸上競技選手権大会での銀メダル(5種競技)だ。2017年にはヨーロッパ室内陸上競技選手権大会でも同じ成績を収めている。
ダディックは2020年にアムステルダムで1時間7種競技(One Hour Heptathlon)の世界記録を更新、6235ポイントを達成している。また、同年にはオーストリアの大会で6419ポイントを記録、1位となっている。
ダディックのベストスコアは6552ポイントだ。また、ベオグラードで記録した4767ポイントはオーストリア記録にもなっている。
ダディックは2020年にオーストリア・スポーツウーマン・アワードを受賞しているほか、ニーダーエスターライヒ州スポーツウーマン・オブ・ザ・イヤー(2016、2017、2020)やオーストリア・アスリート・オブ・ザ・イヤー(2016,2017、2018、2020、2021)も受賞している。
オーストリアきってのスポーツウーマンであるダディックはSNS上でも多数のフォロワーを獲得しており、広告への起用も多い。
先述の個人ウェブサイトにはダディックのTikTokやInstagram、X(旧ツイッター)アカウントへのリンクが張られており、彼女の活動をチェックできる。Instagramのフォロワー数は現在なんと23万人だ。
その絶大な人気を活かして、ダディックはフォルクスワーゲンやプーマ、ユニセフなどのPRも行っている。