ブラジルサッカーの伝説、カカの元妻が離婚理由を明かす:「彼は完璧すぎた」

「完璧な男」カカ
4年間の交際を経て結婚
驚きをもって受け止められた離婚
「完璧なカップル」と思われていた
「離婚することで合意しました」
2人のキリスト教信仰
カカのコメント
和解をほのめかすメッセージもあったが……
離婚の理由は?
「カカは完璧すぎた」
カカもポッドキャストで発言
ブラジルへの帰国を希望したカロリーネ
離婚回避に奔走したカカ
オススメの書籍
キリスト教が心の支え
「誰かと無理やり一緒にいることはできない」
カロル・ディアスとの新生活
2度目のプロポーズ
カロリーネも再婚
「完璧な男」カカ

元ブラジル代表で、レアル・マドリードをはじめ名門クラブで活躍した「カカ」ことリカルド・イゼクソン・ドス・サントス・レイチを覚えておいでだろうか。2007年にバロンドールに輝くなど、カカはまさに「完璧な男」として知られていた。だが、結婚生活ではその完璧さが裏目に出てしまったようだ。

4年間の交際を経て結婚

2005年、カカはブラジル人歌手で元牧師のカロリーネ・セリコと結婚。4年間の交際を経てのゴールインだった。当時、23歳のカカはすでにACミランのスター選手になっていたが、カロリーネは成人したばかりの18歳だった。

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驚きをもって受け止められた離婚

カカ夫妻の間にはイザベラ、ルカという2人の子供が誕生したが、結婚生活はおよそ10年で終わりを迎えることに。2人がそのことを声明で発表すると、ファンたちの間には大きな衝撃が走った。

 

「完璧なカップル」と思われていた

というのも、2人はずっと仲睦まじい様子を見せており、不和の気配は一切なかったためだ。むしろ、「完璧なカップル」が「完璧なラブストーリー」を目指すというのが裏目に出たのかもしれない。

「離婚することで合意しました」

カカとカロリーネは声明の中で離婚についてこう述べている;「およそ9年間にわたる結婚生活を経て、私たちは離婚することで合意しました。私たちの間には最愛の子供が2人います。離婚するとはいえ、それぞれの人生にとって相手が重要なことには変わりないので、これからもお互いに敬意や感謝、賞賛を持ち続けたいと思います」

2人のキリスト教信仰

ちなみに、カカもカロリーネもカトリックを深く信仰しており、2007年には結婚まで純潔を守っていたことを明かし、ニュースとなった。カカいわく:「妻も私も結婚まで純潔を保つことを選びました。聖書の教えによれば、真の愛は結婚式と血の交換、つまり花嫁の処女喪失によって成就するのです」

 

カカのコメント

カカは当時、「もちろん、大変でした。私はふつうの若者です。女性を知らないまま結婚するのは簡単ではありませんでした。カロリーネとはキスもしましたし、欲がなかったわけではありません。でも、お互いがまんすることにしたんです。私たちの結婚生活が今、これほど素晴らしいのは、そのおかげなのでしょう」と語っていた。

 

和解をほのめかすメッセージもあったが……

ところが、現実はそれほど甘くなかったようだ。突如、カカ夫妻の離婚というニュースが流れたのだ。1ヵ月後、SNS上に「2人はいつまでも幸せ」という和解をほのめかすメッセージが投稿されたが、これは長続きせず、結婚生活には終止符が打たれることになってしまった。

 

離婚の理由は?

寝耳に水の離婚劇に、巷では浮気疑惑も取りざたされたが、それはまったく的外れな邪推だった。カロリーネは今年4月、『ザ・サン』紙によるインタビューの中で、結婚生活が破綻してしまったのは「カカが完璧すぎた」ためだ、と明かしたのだ。

 

「カカは完璧すぎた」

カロリーネいわく:「カカが私を裏切ったことはありません。いつも私によくしてくれたし、素晴らしい家族を与えてくれました。でも、私は幸せではありませんでした。何かが足らなかったんです。問題はカカが私にとって完璧すぎたことです」

カカもポッドキャストで発言

一方、カカも元妻の告白を裏付けるかのように、ポッドキャストの中でこう語った:「2015年当時、私たちはまだ夫婦でしたが、妻はもう結婚生活を続けたくなかったんです。カロリーネはこう言いました:『私は幸せじゃないの。不幸は結婚生活のせいよ』」

 

ブラジルへの帰国を希望したカロリーネ

当時、カカは米国のメジャーリーグサッカー(MLS)のオーランド・シティSCに移籍したとことだった。しかし、カカによれば、カロリーネは「ブラジルに帰国して向こうに住みたい。結婚を続けるのはイヤ」と言い放ったそうだ。

 

離婚回避に奔走したカカ

「離婚を避けるため、私は全力を尽くしました。キリスト教徒としての葛藤が生まれるからです。キリスト教徒にとって、結婚は離婚の前置きであってはならないんです。そこで、私は奮闘することにしました」

オススメの書籍

カカは当時、『Fireproof』という書籍を読んで、自身が直面している試練を潜り抜けようとしたそうだ。インタビューの中で、「素晴らしい本です。結婚生活でトラブルを抱えている人にオススメです」とコメントしている。

 

キリスト教が心の支え

結局、カカとカロリーネは2015年12月に離婚。カロリーネは希望どおりブラジルに帰国し、同地で離婚届を提出した。一方、MLSに移籍したばかりのカカはキリスト教に慰めを見出しながら、1年間かけて離婚という現実を克服したそうだ。

「誰かと無理やり一緒にいることはできない」

カカいわく:「あなたがキリスト教徒として、主を追い求めたいというのは良いことです。もし、パートナーがそうではないなら、アーメンといって立ち去りましょう。物事を強制すべきではありません。誰かと無理やり一緒にいることはできないんです」

カロル・ディアスとの新生活

離婚から1年後、カカはついに新たな愛を見出した。お相手はブラジル人モデルのカロル・ディアスで、3年後の2019年に結婚。2人の間には、エステルとサラという2人の娘が誕生した。

2度目のプロポーズ

プロポーズの日、カカとカロルはそれぞれ、SNS上に投稿を行っている。カカは2人の写真とともに「おかげで、私は世界一幸せな男になりました。あなたを世界一幸せな女性にすると誓います。愛しているよ、カロル・ディアス」というコメント。カロルは「はい、と答えました!」と投稿した。

 

カロリーネも再婚

一方、カカの元妻、カロリーネも実業家のエドゥアルド・スカルパと再婚。今年5月には、カロリーネにとって第3子となるラファエルが誕生した。カカほど「完璧な男」ではないかもしれないが、幸せな結婚生活を送っているようだ。

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