カルロス・アルカラスがウィンブルドン優勝!:気になる賞金総額は?
カルロス・アルカラスは、テニスの四大大会の一つであるウィンブルドン選手権の決勝でノバク・ジョコビッチを圧倒。見事に優勝を果たした。アルカラスにとって通算4度目のグランドスラム制覇となり、そのうち2度はジョコビッチを決勝で下している。
スペイン『マルカ』紙によると、アルカラスはジョコビッチをストレートで破り、350万ドルという莫大な優勝賞金を獲得。また、ウィンブルドンの決勝進出により、180万ドルの賞金も手に入れている。
米『CNN』によるとアルカラスはジョコビッチを6-2、6-2、7-6で破り、ウィンブルドンで大会連覇を達成。同大会で連覇を成し遂げた初のスペイン人選手となった。これは同じくスペイン出身のラファエル・ナダルでさえも成しえなかった大記録である。
スペイン『20ミヌートス』紙の報道によると、アルカラスは同一シーズンに全仏オープンとウィンブルドンの両方で優勝した最年少選手となったという。
同じシーズンに全仏オープンとウィンブルドンの両方で優勝したのは、アルカラスで6人目。これまでにこの偉業を達成した選手は、ロッド・レーバー(30歳)、ビョルン・ボルグ(22歳)、ラファエル・ナダル(22歳)、ロジャー・フェデラー(27歳)、そしてノバク・ジョコビッチ(34歳)の5人だけだった。
全仏オープンで獲得したアルカラスの優勝賞金についても見ていこう。スペイン『エル・ムンド』紙によると、全仏オープンでは260万ドルを獲得。ちなみに、昨年の優勝者より4.35%増額されている。
スペイン『マルカ』紙の報道によると、現在までのアルカラスの累計獲得賞金は3800万ドルで、そのうち840万ドルが今シーズンの賞金に相当するという。
勢いに乗るアルカラスだが、キャリアを通じた獲得賞金でトップを走るのは、ウィンブルドン決勝の対戦相手となったジョコビッチだ。同紙によると、その総額は1億8000万ドルとのことである。
しかし、アルカラスのキャリアはまだ始まったばかりだ。決勝戦後のインタビューでは次のように語っている。「キャリアの終わりには、偉大な選手たちと同じ土俵に上がりたいです。21歳で通算4度目のグランドスラム優勝も、通過点に過ぎません。結果を出し続けなければ意味がないんです。勝ち続けられるよう努力します」
アルカラスは、2022年9月に19歳で男子プロテニス協会(ATP)の世界ランキングで史上最年少1位を獲得し、2023年1月中旬までその座を維持していた。現在は3位となっているが、今後も活躍を続ければ、首位に返り咲く日も遠くないかもしれない。