カルロ・アンチェロッティ監督は退任?:レアル・マドリードの新監督候補
UEFAチャンピオンズリーグのマッチデー4でACミランに1-3で敗れたレアル・マドリード。4試合消化時点ですでに2敗とリーグフェーズ突破が危ぶまれるなか、アンチェロッティ監督の今季限りの退任もささやかれている。
今季のレアル・マドリードは調子が上がりきらず、負傷者も続出。ホームでのビッグマッチ(FCバルセロナとのエル・クラシコ、UEFAチャンピオンズリーグでのACミラン戦)で連敗し、選手たちの間にも不安が漂っているという。
アンチェロッティ監督はクラブを数々のタイトルに導いてきたレアル・マドリードのレジェンドだ。シーズン中に解任されることないだろうが、クラブは後任候補を既にリストアップしているという。ここでは、レアル・マドリードの新指揮官となる可能性のある人物を見ていこう。
選手・監督として長年レアル・マドリードを牽引してきたジネディーヌ・ジダン。戦術的能力はもちろん、スター選手をまとめあげる才覚も高い。レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長はジダンを高く評価しており、アンチェロッティ監督が退任する場合にはジダンの復帰が有力な選択肢となる。
さらに、現在レアル・マドリードのストライカーを務めるキリアン・ムバッペを指導することがジダンの長年の夢だったという。ジダンとムバッペの共闘が見られる日もそう遠くはないかもしれない。
レアル・マドリードのファンはシャビ・アロンソの監督就任を待ち侘びているはずだ。優れた戦術眼とアグレッシブなスタイルを特徴とするアロンソはレアル・マドリードの監督にぴったりだ。
しかし、アロンソが2025年夏にレアル・マドリードの監督に就任するかどうかは不透明だ。現在指揮を執るバイエル・レバークーゼンとの契約は2026年まで残っており、後任の監督の目処が立つまではアロンソがチームに留まる可能性が高いためだ」。
レアル・マドリードのレジェンドであるラウル・ゴンサレスは、リザーブチームであるレアル・マドリード・カスティージャの監督を6シーズンにわたって務めてきた。しかし、その手腕には批判の声も上がっており、今シーズン終了後にカスティージャの監督を退任すると発表された。
カスティージャの監督がトップチームの指揮官に昇格するのは自然なことだが、レアル・マドリードの首脳陣が2025年夏にラウルを指名する可能性は低いだろう。
フロレンティーノ・ペレス会長はアルバロ・アルベロアのことも高く評価しているという。現役時代には右サイドバックとしてレアル・マドリードで活躍したアルベロアは現在チームの下部組織を指揮しており、その手腕が認められているようだ。
アルベロアはユース世代の監督として結果を残しており、クラブもその功績を高く評価している。アンチェロッティが退任する場合、アルベロアも後任候補の1人となるだろう。
現在、レアル・マドリードのフットボール・ディレクターを務めているサンティアゴ・ソラーリ。2018/19シーズンにはトップチームを率いて若手を積極的に抜擢し、チームに規律をもたらした。
トップチームの監督として期待された結果を残すことはできなかったが、依然としてクラブの首脳陣からは高く評価されているようだ。ソラーリの監督復帰もオプションの1つになり得るだろう。
現在、父カルロのアシスタントを務めているダヴィデ・アンチェロッティ。クラブは指導に最新のテクノロジーを導入したダヴィデの功績を高く評価しているようだ。
しかし、現在35歳のダヴィデが父の後を継いで監督となるのは時期尚早かもしれない。他のチームを指揮するなかで指導者として成長し、将来レアル・マドリードに復帰する方が現実的だろう。果たしてカルロ・アンチェロッティ監督の後任は誰になるのだろうか。
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