クリスティアーノ・ロナウドが古巣の監督を痛烈批判：マンＵのテン・ハーグ監督が低迷を抜け出すには

ブラジル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは2021年に古巣マンチェスター・ユナイテッドに復帰したが、2度目となる同クラブでのキャリアは思い描いていたものとは程遠いものとなった。その理由の1つがエリック・テン・ハーグ監督との確執だった。

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テン・ハーグ監督とロナウドの共闘は半シーズンしか続かなかった。ジャーナリストのピアーズ・モーガンとのインタビューでロナウドが監督を激しく非難したことで、クラブは2022年11月にロナウドとの契約を解除。

英紙『ガーディアン』によると、退団後にロナウドは「裏切られた」と感じたと明かしたようだ。テン・ハーグ監督については、「リスペクトされていないと感じた。だからこちらも敬意を持てないね」と語ったという。

テン・ハーグ監督は2022年末のロナウド退団後、2023年2月にはマンチェスター・ユナイテッドをリーグカップ優勝に、2023/24シーズン末には宿敵マンチェスター・シティを破ってFAカップ制覇に導いた。

一方で、チームは不安定なパフォーマンスに終始し、プレミアリーグやヨーロッパの舞台では期待外れな成績になっている。昨シーズンはプレミアリーグでクラブ史上最低となる8位でシーズンを終えた。

今シーズン、マンチェスター・ユナイテッドは本拠地オールド・トラッフォードでの開幕戦でフラムに1-0で勝利。しかし、第2節では三苫薫の所属するブライトンに敗れ、第3節でライバルのリヴァプールにも敗戦。現在は14位と今季も低調なスタートになってしまった。

英紙『ザ・サン』によれば、クリスティアーノ・ロナウドはプレミアリーグでの苦境を受けてテン・ハーグ監督を痛烈に批判。クラブの建て直しが必要だとの考えを示したという。

元イングランド代表でユナイテッドのOBでもあるリオ・ファーディナンドのポッドキャストに出演したロナウドは、次のように語った。「クラブは全てを再構築する必要があるだろうね。テン・ハーグ監督は、現状ではプレミアリーグやチャンピオンズリーグで優勝するのは難しいと話している。でも、マンチェスター・ユナイテッドの監督として、リーグやチャンピオンズリーグ優勝を目指さないなんてありえないよ」

マンチェスター・ユナイテッドは、昨シーズンに化学大手イオネス社のジム・ラトクリフが共同オーナーに就任して以来、大幅な刷新が行われている。最も注目すべき動きの1つは、元オランダ代表でユナイテッドOBのルート・ファン・ニステルローイがコーチングスタッフとして加わったことだろう。

ルート・ファン・ニステルローイはマンチェスター・ユナイテッドのレジェンドで、プレミアリーグ、FAカップ、リーグカップでの優勝経験を持つ。ロナウドは、チームを勝利に導いてきた同コーチのアドバイスに耳を傾けるよう忠告した。

ロナウドはこう付け加えた。「テン・ハーグ監督がルートのアドバイスを尊重すれば、状況を変えることができるかもしれない。ルートはクラブのことを分かっているし、クラブは豊かな経験を持つOBたちの言うことに耳を傾けるべきだ。たとえば、君（リオ）や、ロイ・キーン、ポール・スコールズ、ギャリー・ネビル、アレックス・ファーガソンといったOBたちだよ。彼らの知恵がなければクラブを再建することはできないだろう」

「ルートもOBとしてチームに貢献してくれると信じているよ。彼はユナイテッドのことを熟知しているし、ファンも彼のことを知っている。監督が彼の言うことに耳を傾ければ、チームの状況を改善できるはずだ」とロナウドは語った。

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