記録更新したクリスティアーノ・ロナウド:代表試合出場数で歴代1位に輝く
サッカーポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウドは先日行われたEURO予選EURO予選ポルトガル対リヒテンシュタインの試合に出場、代表試合出場数で歴代1位という新たな記録を打ち立てた。
EURO2024予選が23日に開幕し、代表引退のうわさも流れたたもののロナウドがポルトガル代表でキャプテンを務めている。第1節のリヒテンシュタイン戦が彼にとり代表通算197試合目、つづくルクセンブルグ戦が198試合目となり、代表出場試合数の世界記録を更新することとなった。しかもこの2試合で合計4ゴールを決め、チームを勝利に導いている。
クリスティアーノ・ロナウドが代表デビューを果たしたのは18歳のときのこと。2003年にポルトガル代表対カザフスタン代表選でベンチ入りし、ルイス・フィーゴとの交代で途中出場した。
ロナウドは昨年12月にカタールで開催されたFIFAワールドカップで開幕後のグループリーグ全試合に先発で出場したものの、決勝トーナメントではスタメンから外されていた。しかし、ポルトガル代表がロベルト・マルティネスを新監督に迎えたことで、ロナウドはスタメンに復帰した。
新世界記録を達成したクリスティアーノ・ロナウドを含め、代表戦の出場回数が最も多い上位5人の選手をみていこう。
一部の試合については疑問が呈されているが、いずれもFIFAの正式記録として認められているものだ。では、トップ5の選手を見ていこう!
アフメド・カノはオマーン出身で2000年にプロデビューを果たした。現在38歳で、カタールリーグのアル・マヒーヤSCで活躍中。
アフメド・カノがオマール代表チームにデビューしたのはロナウドと同じ2003年。MFとして20本を超えるゴールを決め、ペルシア湾岸諸国の国際大会「ガルフカップ」では母国の2度の優勝に貢献している。
エジプトサッカー界のアイコンとされるアハマド・ハサン。1995年に代表チームの招集を受けて以来17年間にわたり国際試合で活躍し、2012 年に代表を引退した。代表戦出場は184 試合を記録した。
代表チームにおけるアフマド・ハサンの活躍の中でも特筆に値するのは、アフリカネイションズカップだろう。大会に8回出場し、うち4回で決勝進出を果たした記録はほかのどの選手の追随も許さない快挙となっている。
マレーシア代表DFとして1969年から1984年まで活躍したソ・チン・アン。
ソ・チン・アンはマレーシアで220近い国際試合に出場したと考えられているが、FIFAが正式に認めているのは195試合のみであり、本ランキングでは3位となっている。
クリスティアーノ・ロナウドが世界記録を塗り替える前にランキングのトップを占めていたのはクウェート代表FWのバデル・アル・ムタワ。
ロナウドと同じく2003年に代表戦デビューを果たしたバデル・アル・ムタワ。クウェート国民の英雄となり、38歳の現在もクウェートナショナルリーグで活躍中だ。
198試合、これはクリスティアーノ・ロナウドが打ち立てたばかりの金字塔だ。代表メンバーとして新記録を達成したロナウドは、今年からサウジアラビアリーグという新天地で新たな歴史を作りつつある。
10代でデビューして以来、ロナウドはサッカー史におけるさまざまな記録を塗り替えてきた。ポルトガル代表での得点記録、ヨーロッパの全代表における歴代最多出場記録、そしてついにFIFA史上最多の代表出場という記録がその輝かしいキャリアに加わった。