クリスティアーノ・ロナウド、UEFA欧州選手権への6度目の出場を決める

ポルトガル代表のエース

この夏、ドイツで開催されるUEFA欧州選手権（ユーロ2024）。ポルトガル代表のエース、クリスティアーノ・ロナウドは大会史上最多となる6度目の出場を決めた。

これまでの最多記録

ロナウドはすでに欧州選手権に5度出場しており、スペイン代表の伝説的GKイケル・カシージャスと並んで最多記録となっていた。しかし、今大会以降は単独でトップということになる。

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「42試合で42ゴール」

『デイリー・ポスト・ナイジェリア』紙によれば、ポルトガル代表を率いるロベルト・マルティネス監督は「クリスティアーノについては成績を見るのが手っ取り早い。なにしろ、所属クラブで42試合に出場して、42ゴールを決めた選手だからね」とコメントしたそうだ。

UEFA欧州選手権での成績は？

「サッカー史上最高」の選手とされることも多いクリスティアーノ・ロナウドだが、これまでのUEFA欧州選手権ではどのような成績を収めてきたのだろうか？

ユーロ2004（ポルトガル大会）

ユーロ2004に出場したときクリスティアーノ・ロナウドはわずか19歳だったが、ポルトガル代表を決勝戦に導く活躍を見せて注目を浴びる。しかし、チームはギリシャに1対0で敗れてしまった。

国際試合で初ゴール

この大会でロナウドは国際試合における初ゴールを決めたほか、大会を通して2得点を挙げた。また、ポルトガル代表はユーロ2004における「最優秀チーム（Team of the Tournament）に選ばれている。

ユーロ2008（オーストリア/スイス大会）

マンチェスター・ユナイテッドに所属してUEFAチャンピオンズリーグを制覇した2008年。同じ年に行われたユーロ2008ではスター選手としてポルトガル代表を率いたが、思うような活躍を見せることができずドイツに敗れてしまった。

思いがけない敗退

スポーツ情報サイト「Bleacher Report」によれば、ポルトガル代表は1次ラウンドにおける最初の2試合こそ快勝したものの、その後、スイス相手に思いがけない敗北を喫する。さらに、決勝トーナメントではドイツのミヒャエル・バラックにヘディングシュートを決められ、3対2で敗退することになってしまった。なお、ロナウドは1ゴールを決めている。

ユーロ2012（ポーランド/ウクライナ大会）

ユーロ2012はクリスティアーノ・ロナウドにとって悔いの残る大会となった。というのも、準決勝でPK戦までもつれ込んだ末に敗れてしまったからだ。なお、準決勝の相手だったスペイン代表は最終的に大会を制している。

3ゴールを挙げたクリスティアーノ・ロナウド

欧州選手権の公式サイトによれば、クリスティアーノ・ロナウドは1次リーグ最終戦となったオランダ戦で2ゴールを挙げたほか、準々決勝のチェコ戦でも1ゴールを決めたとのこと。ユーロ2012における3ゴールは大会最多タイだ。

ユーロ2016

ユーロ2012ではPK戦の末に惜しくも敗退してしまったポルトガル代表だったが、ユーロ2016でついに念願の優勝を果たす。グループリーグでは3位通過と振るわなかったが、決勝戦では延長戦の末に見事フランスを破り、優勝に輝いたのだ。

複数の欧州選手権で毎回3得点以上

欧州選手権の公式サイトによれば、ロナウドはこの大会でも3ゴールを決め、複数の大会で毎回3得点以上を挙げた初の選手となったという。

ユーロ2020

このときすでに36歳になっていたクリスティアーノ・ロナウドだが、年齢などものともせずに5ゴールを決め、得点王の座をかっさらう。

結果にはつながらず

しかし、残念ながら、ロナウドの大活躍はポルトガル代表の躍進にはつながらなかった。グループリーグを3位で通過した後、ラウンド16でベルギーに敗れてしまったのだ。