ケイティ・ボールター:『ヴォーグ』でモデルも務めるイギリステニス界の新星
テニスコート上でもそれ以外の場でも圧倒的な存在感を放つケイティ・ボールター。テニス選手としての成績も素晴らしいが、テニス以外の領域でも目覚ましい活躍を見せている彼女の経歴を振り返ってみよう。
ボールターは1996年8月1日、イギリスのレスター生まれ。テニスを始めたのは5歳のときだ。祖母も母親もトップレベルのテニスプレーヤーだったので、生まれついてのテニス選手と言える。
ボールターは早くも11歳の時点でローマのレモンボウルで優勝。3年後にはフロリダのジュニア・オレンジボウルという権威ある大会で2位となっている。
2013年にはエジプトのシャルム・エル・シェイクで行われた大会で初のシニア・ダブルスのタイトルを獲得し、2014年には全豪オープンジュニア女子ダブルスで決勝進出を果たす。
さらに、同じ2014年にはシャルム・エル・シェイクでシニア初となるシングルスのタイトルも獲得している。
シニアでの4大大会初出場は2017年のウィンブルドン選手権で、その時は残念ながら初戦敗退となっている。
だが2018年は目覚ましい成績を収め、ウィンブルドン選手権では2回戦に進出。いくつかのトーナメントでは優勝も果たし、ノッティンガムオープンではWTA(女子テニス協会)ツアー戦初の準々決勝進出となった。
こういった成績を受けて、2018年は世界ランキング100位を達成することができた。
翌年、ボールターは全豪オープン(シニア)に初参加。初戦でエカテリーナ・マカロワを下して2回戦進出を果たした。
ボールターはフェドカップとホップマンカップでイギリス代表としてもプレーしている。
2021年にはさらに一歩を踏み出し、全米オープンにデビュー。これで全仏オープン以外の4大大会に出場したことになる。
さらに、イーストボーン国際ではカロリーナ・プリシュコヴァ相手に勝利。世界ランキングトップ10選手への初白星となった。
2022年のウィンブルドン選手権では、4大大会ではキャリア初となる3回戦に進出を達成。
こうして、2023年6月にはイギリスの選手としては最もランキングが高い存在まで上り詰めた。
イギリスのトップという立場に相応しく、2023年にはノッティンガムオープンで同じくイギリスのジョディー・バレージを下して初のWTAシングルスのタイトルを獲得した。
2023年の全英・全米オープンではどちらも3回戦まで進出したこともあり、ランキングはついに50位にまで上昇した。
順調に順位を上げているボールターだが、実はテニスコートの外でも目覚ましい活躍をしている。
ボールターはファッションに目がなく買い物も大好き。そんな彼女の自慢の服はインスタグラムの投稿で確認できる。
その本気度は、なんと2018年に『ヴォーグ』誌で特集が組まれているほど。
写真:Instagram, @katiecboulter
恋人は同じくテニス選手のアレックス・デミノー。ふたりで混合ダブルスをプレーすることもある。
さらにサッカーファンでもあり、インスタグラムでは地元レスターのレスター・シティFCを応援している姿も見られる。
写真:Instagram, @katiecboulter
20代とまだまだ若いボールター。テニス界でもますます活躍してくれることだろう。