サッカー・スペインリーグで目覚ましい活躍をみせる久保建英選手

久保建英選手
UEFAチャンピオンズリーグ
サッカー人生のはじまり
「ラ・マシア」
日本人初の合格者
Jリーグ最年少出場記録を更新
レアル・マドリード
RCDマジョルカ
ビジャレアルCF
ヘタフェCF
レアル・ソシエダ
ラ・リーガで100試合出場
ラ・リーガ通算10得点
スペインで日本人歴代最多ゴール
9月度のラ・リーガ最優秀選手に選出
チャンピオンズリーグVSアジアカップ
久保建英選手

スペインのサッカー1部リーグ、ラ・リーガに所属するレアル・ソシエダが快進撃を続けている。その立役者が、2022年にレアル・ソシエダへ完全移籍した久保建英選手だ。

UEFAチャンピオンズリーグ

今季、10年ぶりにチャンピオンズリーグに進出を果たしたレアル・ソシエダ。欧州最高峰の大会で各国強豪と争い、グループリーグを負けなしで突破した。さらに20季ぶりとなるチャンピオンズリーグ決勝トーナメントへこまを進めている。

サッカー人生のはじまり

久保選手の父建史さんにWebサイト「サカイク」が行ったインタビューによれば、久保選手は2歳でサッカーをはじめ、6歳の時からスペインの名門FCバルセロナ入りを目指していたという。サッカー経験者である建史さんがサッカーを教えていたが、久保選手が小学校に入学する頃には何も教えることがなくなってしまったという。

「ラ・マシア」

FCバルセロナの下部組織「ラ・マシア」は、世界で最も優れた育成組織と称されている。リオネル・メッシ、アンドレス・イニエスタ、ジョゼップ・グアルディオラ、シャビ・エルナンデスなど、数多くの一流選手あるいは指導者を輩出している。

日本人初の合格者

2011年、久保選手は弱冠9歳で日本人として初めてラ・マシアの入団テストに合格した。しかしFCバルセロナは18歳未満の外国籍選手獲得・登録に違反したとされ、FIFAから制裁措置を受けてしまう。公式戦に出場不可能となった久保選手は2015年にラ・マシアを退団し、帰国してFC東京の下部組織に入団することにした。

Jリーグ最年少出場記録を更新

2016年、15歳5か月1日の久保選手がJ3リーグのAC長野パルセイロ戦に出場し、Jリーグ最年少出場記録を更新した。16歳を迎えるとFC東京とプロ契約を結び、J1リーグデビューを果たした。

レアル・マドリード

2019年、18歳となった久保選手が、スペインの強豪レアル・マドリードのリザーブチーム、レアル・マドリード・カスティージャへ完全移籍することが発表された。Webサイト「デイリースポーツ」によれば、レアル・マドリードは久保選手に1年目は2軍チーム、2年目からは1軍へ登録、あるいは別のトップレベルのクラブへの放出を約束したという。

RCDマジョルカ

2019年、久保選手が同じスペイン1部のRCDマジョルカに、1年間の期限付きでレンタル移籍することを各メディアが報じた。かつて元日本代表の大久保嘉人選手や家長昭博選手がプレーしていたクラブで、3人目の日本人選手となった。

ビジャレアルCF

2020年、ビジャレアルへの期限付き移籍が発表された。Webサイト「RELEVO」によれば、「久保は素晴らしい才能を持っていたが、ビジャレアルでは監督のスタイルに適応できなかった」という。

ヘタフェCF

2021年、久保選手はビジャレアルからヘタフェCFへ移籍。しかしヘタフェでも持ち味を発揮できず、2季ぶりにマジョルカへ再加入することになった。

レアル・ソシエダ

2022年7月19日、マジョルカからレアル・ソシエダへ完全移籍した久保選手が、開幕戦に先発出場した。さらにレアル・ソシエダでの初ゴールを決め、最高のスタートを切った。

ラ・リーガで100試合出場

2023年9月、RCDエスパニョール戦に先発出場。スペイン4年目にしてラ・リーガで100試合出場となり、乾貴士選手に続く日本人としては2位の記録となったことを各メディアが報じた。

ラ・リーガ通算10得点

第21節のエスパニョール戦に先発出場した久保選手が先制点をあげ、ラ・リーガ通算10得点に到達した。通算16得点を記録した乾貴志選手に次いで、日本人史上2人目の記録となった。

スペインで日本人歴代最多ゴール

さらにホームのグラナダ戦で、スペイン移籍後初となる1試合2ゴールを達成。ラ・リーガで通算18得点となり、乾貴志選手を抜いて日本人歴代最多を更新した、と『日刊スポーツ』紙が報じた。

9月度のラ・リーガ最優秀選手に選出

9月に行われたリーグ戦の5試合中4試合に出場した久保選手は、グラナダ戦で2得点、ヘタフェ戦で1得点、アスレティック・ビルバオ戦で1得点、レアル・マドリード戦では得点はなかったもの好プレーを連発し、9月度のラ・リーガ最優秀選手に選出された。これは日本人選手初の快挙だという。

チャンピオンズリーグVSアジアカップ

レアル・ソシエダは2024年2月14日のチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦で、パリ・サンジェルマンと対戦する。しかし日本代表のアジアカップ決勝が、2月10日に控えている。久保選手がどちらの試合に出場するのかが、大きな注目を浴びている。

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