サッカー史に名を残した「10番」たち:トッティ、マラドーナ....... TOP15をふりかえる
サッカー界で象徴的な背番号と言えば「10番」だ。テクニックに優れた攻撃のエースが伝統的に担ってきた番号であり、歴史に名を刻む多くのレジェンドがこの番号を背負い、多彩なパフォーマンスを展開してきた。今回はそんな背番号10番を着用し、サッカー史に名を刻んだ15名のレジェンドたちをみてゆこう。
「カルパティアのマラドーナ」の異名を持つゲオルゲ・ハジは、1990年代に活躍したルーマニア出身のストライカー。長距離シュートでの得点力、広い視野、ゴール前での決定力を合わせ持ったハジは、90年代を代表するスターだ。その活躍により、クラブとルーマニア代表の両方でレジェンドとなった。
「ピッチ上の芸術家」とも呼ばれたルイ・コスタは、まさに背番号10番を体現する選手だった。ポルトガル出身のルイ・コスタは、10番を着用してAC ミランとベンフィカの両方で活躍。ピッチ上での卓越したビジョンとテクニック、その優雅さで、10番が特別な番号であることをサッカー界に強烈に印象づける活躍を果たした。
フランチェスコ・トッティは、約25年間にわたってASローマ一筋でプレー。チームを象徴する選手だった。ピッチ上でエレガントなプレーを見せる10番の選手として、卓越したボールタッチから創造性溢れるアイデアでチームの攻撃を牽引した。
リバウドは高いインテリジェンスと素晴らしいテクニックを合わせ持ち、ピッチのどこからでも相手の脅威となることができる選手だった。2002年ワールドカップでは、ロナウドとロナウジーニョとともに強力なトリオを形成し、攻撃を牽引した。
ブラジル史上最高の選手の一人とされ、ペレともよく比較されるジーコは、まさに背番号10を体現した選手。並外れたテクニックと稀有なインテリジェンスを備えている。フリーキックの名手で得点力も抜群のジーコは、キャリア晩年にはJ1の鹿島アントラーズでプレー。その技術とリーダーシップを遺憾無く発揮し、チームを名門に押し上げた。
エレガントなプレー、と聞くとジダンを思い浮かべる人も多いかもしれない。フランス代表で10番を背負ったジダンは魔術師のようなボールコントロールやボールタッチで相手をかわす能力を持っていた。ボールを受け取った瞬間にジダンほど優雅にプレーできる選手は他に誰もいないだろう。
ジダン同様にフランス代表の10番を背負ったレジェンドと言えばミシェル・プラティニだ。プラティニは巧みなボールコントロールの持ち主で、芸術的なプレーを見せた。ユヴェントスやフランス代表で、圧倒的な活躍を果たした。
リオネル・メッシは間違いなくサッカー史上最高の選手の一人であり、これまであらゆるタイトルを勝ち取ってきた。メッシはドリブルやパス、シュート、フリーキックといったあらゆる技術が極めて高い次元にある。バルセロナとアルゼンチン代表の両方で10番を背負い、サッカーのあらゆる記録を塗り替えてきた。
10番と言えばディエゴ・アルマンド・マラドーナがまっさきに思い浮かぶという人も多いはずだ。背番号10をファンタジスタが背負う特別な番号にしたのはマラドーナだと言っても過言ではない。FCバルセロナやナポリ、アルゼンチン代表で活躍し、その魔法のようなプレーでサッカー自体のイメージを塗り替えるような活躍を果たした。
ワールドカップで3回の優勝を果たしたペレは、10番を象徴するようなスター選手だ。独特なボディフェイント、ドリブル、そして圧倒的なテクニックは、その死後も多くの選手の憧れの的だ。その美しいプレーや技術は、単なる一選手という枠を超え、サッカーというスポーツ全体にまで影響を及ぼした。
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