マーク・ザッカーバーグとイーロン・マスクが拳で対決?:イーロンの秘密兵器とは

ビリオネアが直接対決?
場所は未定
「Threads」がマスクの逆鱗に触れた?
UFCも参戦
階級が違うと許可が出ない可能性
トレーニングを欠かさないザッカーバーグ
マスクも格闘技経験あり
マスクの切り札
ツイッター上で決定
トレーニングはすでに進行中
「かなりの」練習が必要
ジョルジュ・サンピエール
7歳の頃から空手を習う
総合格闘技の道へ
完全無欠のファイターに
謙虚な姿勢
2006年:ウェルター級王者
敗北が転機に
雪辱を果たす
圧倒的存在に
2013年:最初の引退
2017年:復帰、そしてミドル級王者に
これからの展開に注目
ビリオネアが直接対決?

テック・ビリオネアの二巨頭、マーク・ザッカーバーグとイーロン・マスクがケージ・マッチで直接対決するという噂が世間を賑わしている。当初はただの冗談かと思われたが、場所や方法なども具体的に検討されているらしく、信憑性を増してきているのも事実だ。

場所は未定

一時はローマのコロッセオすら場所の候補として挙げられていたが、イタリアの文化省が「非暴力的な」イベントにしか許可を出さないと声明を出したことでお流れとなった。インドメディア「スポーツキーダ」が報じた。

「Threads」がマスクの逆鱗に触れた?

このような展開になったのは、ザッカーバーグのメタ社がマスクの所有するツイッターに取って代わるようなサービス「Threads」を開始しようとしたことがきっかけ。マスクが「ケージファイトの準備をしてる」とツイートしザッカーバーグを挑発したのだ。

UFCも参戦

これに米格闘団体UFC代表のダナ・ホワイトが参戦、ペイ・パー・ビュー方式で中継すると申し出た。このマッチアップについてホワイトはインスタグラム上でこう書いている:「世界でも有数のリッチな権力者同士の対戦だ。どっちが勝つか? 前代未聞の対戦だ。あらゆる人の関心を引くクロスオーバーだ」

階級が違うと許可が出ない可能性

ただ、同じ「スポーツキーダ」の報道によると、ホワイトは対戦の実現のためにはいくつか問題点があるとも語っているという。特に大きいのはふたりの体格差で、試合の許可が得られない可能性があるという。ファイターとしてのザッカーバーグとマスクをチェックしてみよう。

トレーニングを欠かさないザッカーバーグ

マーク・ザッカーバーグは39歳で、日々トレーニングを欠かさず引き締まった体型をしている。有酸素運動やレスリング、ボクシングもこなすザッカーバーグにとっては今回話題の総合格闘技もお手の物かもしれない。

マスクも格闘技経験あり

一方のイーロン・マスクは51歳。今の姿からはそうは見えないかもしれないが、柔道や空手、テコンドーなどの格闘技経験がある。

マスクの切り札

こうして比較してみると、ザッカーバーグのほうが有利なように見える。だが、マスクには切り札がある。元UFC世界ミドル級・ウェルター級王者のジョルジュ・サンピエールがコーチについているのだ。

ツイッター上で決定

サンピエールがツイッター上でマスクにコーチングを提案、マスクもこれを受諾した。

トレーニングはすでに進行中

しかも、すでに指導は始まっているようだ。サンピエールがSNSに指導風景を投稿、格闘技指導者のレックス・フリードマンとジョン・ダナハーとともにマスクがなんらかの訓練を行っている様子が見られた。

写真:Instagram @georgesstpierre

「かなりの」練習が必要

指導の結果か、マスクは自身の現況について「明らかなのは、『かなりの』練習が必要なこと」と率直なコメントをしている。

写真:Twitter @Lexfridman

ジョルジュ・サンピエール

だが、総合格闘技界のレジェンドであるサンピエールを味方につけたことで、マスクの能力も向上するかもしれない。ではそのサンピエールはどれほどすごいのだろうか。

7歳の頃から空手を習う

ジョルジュ・サンピエールは1981年5月19日、カナダのケベックに生まれた。子供の頃からアクション映画が好きで、7歳のときに空手を始めた。

総合格闘技の道へ

格闘技への愛は増すばかりで、ある時、そんな彼にとって理想的な存在、総合格闘技のことを知る。レスリング、ボクシング、柔道……そこにはすべてがあった。

完全無欠のファイターに

それからサンピエールはあらゆる種類の格闘技を身につけた。レスリングやボクシングに始まり、ブラジリアン柔術やムエタイも習得し、完全無欠のファイターとなることを目指したのだ。

謙虚な姿勢

そうして2002年、21歳のときに総合格闘技デビュー。リング上での華々しい活躍は直ちに注目を浴びた。熱狂する観衆をよそにサンピエール自身は驚くべき謙虚さを保ち、格闘技界の他の選手達とは一線を画していた。

2006年:ウェルター級王者

テクニカルでスピードもあり、パワーと知性が両立するスタイルはUFCでも圧倒的で、なんども勝利を重ねた。そして2006年11月にはマット・ヒューズを破りウェルター級王者となった。

敗北が転機に

だが、その地位は長続きせず、最初の防衛戦でマット・セラに敗れてしまう。この敗北がサンピエールのキャリアの転換点となった。

雪辱を果たす

この敗北を機にサンピエールは自分を見つめ直し、さらに強くなって戻ってきたのだ。2008年にはそのマット・セラを破って再び王座に返り咲いた。

圧倒的存在に

サンピエールは2008年から2013年にかけて9回の防衛戦を守りきり、UFCに君臨した。その間も謙虚な姿勢は崩さず、リスペクトを忘れない態度はまさに王者にふさわしいものだった。

2013年:最初の引退

2013年、ジョニー・ヘンドリックス相手にタイトルを守ったあと、サンピエールは自身の健康問題と生活に集中するために一時的な引退を決意した。

2017年:復帰、そしてミドル級王者に

2017年には復帰しUFCミドル級チャンピオンとなった。華々しい復帰となったが、その後サンピエールは潰瘍性大腸炎に罹患していることを公表、タイトルを空席にして引退することとなった。

これからの展開に注目

こんなサンピエールが味方についたとなれば、マスクは相当心強いことだろう。だが、ザッカーバーグの側にも秘密兵器がある可能性はある。オーストラリアのUFCフェザー級王者アレクサンダー・ヴォルカノフスキーがザッカーバーグの指導に名のりを上げたという噂もある。ともかく、確実なのは試合前からすでに目が離せないということだ。

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