ジョアン・ルーカス・レイス・ダ・シウヴァが同性愛を公表:男子プロテニス選手としては初
自身が同性愛者であることを公表したテニス選手、ジョアン・ルーカス・レイス・ダ・シウヴァ(24)。男子プロテニス協会(ATP)所属の選手としては初めての例となった。なお、同選手はATPの個人ランキングで367位につけている。
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性的指向を明かしたとはいっても、そのことを直接的にカミングアウトしたわけではない。けれども、Instagram上でなされた投稿によって、それは疑う余地のないものとなった。
画像:Instagram - Joao Lucas Reis da Silva
ジョアン・レイスは俳優で交際相手のギリェルモ・サンパイオ・リカルドとのツーショットを公開し、「お誕生日おめでとう。幸せな日々になりますように愛しているよ」とコメント。
しかし、Instagramにアップされた写真はこれだけではない。エレベーター内で撮影されたツーショットなど、いかにもカップルらしい写真がいくつも公開されたのだ。
画像:Instagram - Joao Lucas Reis da Silva
これまでにも性的マイノリティへの支持を表明したテニス選手は少なくない。しかし、自身の性的指向を公表した男子プロテニス選手はジョアン・レイスが初めてだ。
画像:Instagram - Joao Lucas Reis da Silva
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一方、女子テニスの世界では、同性愛者であることをカミングアウトする選手は珍しくない。けれども、ジョアン・レイスの行動は、サウジアラビアがATPスポンサーへの参入を目指しているこのタイミングで同性愛を明かしたという点で大きな意味を持つ。
画像:Instagram - Joao Lucas Reis da Silva
ご存じの通り、サウジアラビアで同性愛は禁物であり、ジョアン・レイスが同国で開催されるトーナメントに出場できるかどうかは不明だ。
これについては元世界ランキング1位のアンディ・ロディックも以前、懸念を表明したことがある。いわく:「(サウジアラビアで)同性愛は違法ですが、同性愛者であることを公表している女子選手も少なくありません。こういった選手たちが同国でプレーすることになったら、一体どうなるのでしょう?」
画像:Instagram - Joao Lucas Reis da Silva
ジョアン・レイスは今のところ、ATPの主要ツアーに参戦できるほど、ランキング上位にはいない。とはいえ、サウジアラビアの政府系投資ファンド「IPF」が主催するランキングには名を連ねているのだ。
画像:Instagram - Joao Lucas Reis da Silva
世界ランキングにおけるレイスの自己ベスト204位に留まっている。しかし、まだ若いことを考えれば、今後数年間のうちに順位を上げ、トーナメントに登場する可能性は十分にあるのだ。
画像:Instagram - Joao Lucas Reis da Silva
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