日本勢の快挙:東京で開催されたスケートボード・ストリート世界選手権
日本での開催は今回の東京が初となったスケートボード・ストリート世界選手権。日本勢が存分に力を発揮、表彰台を独占する結果となった。
NHK放送によれば、男子は白井空良(しらい・そら)選手が優勝したほか、日本勢が表彰台を独占。女子も織田夢海(おだ・ゆめか)選手が金メダルに輝いたほか、西矢椛(にしや・もみじ)選手が銅メダルと、めざましい結果を残した。
ところで、スケートボード・ストリートとは一体どのような競技なのだろうか? 読売新聞によれば、45秒の制限時間内で自由に技を披露する「ラン」と、大技の一発勝負「ベストトリック」の両方で得点を競うものだという。
日本はこの競技の強豪国であり、スケートボードが五輪の種目としてはじめて採用された2020年東京オリンピックでは、西谷椛選手と堀米雄斗(ほりごめ・ゆうと)選手がそれぞれ初代金メダリストとなっている。
白石選手は2023年12月現在、22歳。2020年東京オリンピックでは惜しくも決勝進出を逃してしまったが、今回のスケートボード・ストリート世界選手権では見事金メダルに輝いた。NHK放送によれば、東京五輪の悔しさを2024年のパリ五輪で晴らすべく、意気込みを見せているとのこと。
織田選手は2023年12月現在、17歳。『日刊スポーツ』によれば、今回のスケートボード・ストリート世界選手権では「最初から『金』を狙っていた」と堂々のコメント。パリ五輪に向けて「新しい技にも挑戦していく」と、決意を新たにした。
根附選手は2023年12月現在、20歳。『中日新聞』によれば、すでに海外でも知名度の高い堀米選手と混同されるのを避けるため、金髪にしたそうだ。前回の東京オリンピックでは予選17位に終わったが、もちろん2024年パリ五輪の切符を狙っている。
西谷選手は2023年12月現在、16歳。スケートボードが五輪種目となった2020年東京オリンピックで優勝、現時点では日本人最年少の五輪金メダリストだ。NHK放送によれば、パリ五輪に向けて「代表の3枠に入れるように頑張りたい」とコメント。はたして、オリンピック連覇なるか?
堀米選手は2023年12月現在、24歳。2020年東京オリンピックでは、西谷選手とならんでスケートボードの初代金メダリストとなった。NHK放送によれば、「この調子で自分のレベルを上げて、次の大会でも頑張りたい」と前向きな姿勢を見せている。
世界レベルの若手選手たちがしのぎを削る日本のスケートボード界。それだけに、パリ五輪の出場枠を巡るレースはいまだ続いている。誰が代表になるにせよ、オリンピックではいっそう熱い戦いが繰り広げられるはずだ。