スピード解任ランキング:就任から100日続かなかったプレミア・リーグの監督たち

プレミア・リーグという過酷な世界
合わない監督も
スピード解任
コリン・トッド:ダービー・カウンティFC(98日)
前任から引き継ぎ
ネイサン・ジョーンズ:サウサンプトンFC(95日)
下部から抜擢
テリー・コナーズ:ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズFC(91日)
無勝利で解任
キケ・サンチェス・フローレス:ワトフォードFC(85日)
二期目は振るわず
ボブ・ブラッドリー:スウォンジー・シティAFC(84日)
クリスマスの解任劇
フランク・デ・ブール:クリスタル・パレスFC(77日)
さんざんな成績
レネ・メウレンステーン:フラムFC(75日)
交代も甲斐なく
レズ・リード:チャールトン・アスレティックFC(41日)
プレミア最短記録
プレミア・リーグという過酷な世界

イングランドのサッカーリーグ「プレミア・リーグ」でプレーすることは、プレーヤー・監督双方にとって非常に高いレベルが求められることで有名だ。

合わない監督も

もちろんプレミア・リーグでその手腕を発揮し監督として成功した者も多いが、最悪の経験となってしまった監督も少なくない。

スピード解任

中には解任まで100日かからなかった監督も。以下のスライドで最短記録をチェックしてみよう。

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コリン・トッド:ダービー・カウンティFC(98日)

コリン・トッドは2000年にスウィンドン・タウンFC(現在リーグ2(4部相当)所属)の監督を辞し、ジム・スミスが采配を振るっていたダービー・カウンティFCに助監督としてやってきた。

前任から引き継ぎ

2001年10月、スミスが解任されたため跡を継ぐ形でトッドが監督に就任。だがその地位は三か月しか持たなかった。解任を決定的にしたのはFAカップで当時リーグ2所属(4部相当)のブリストル・ローヴァーズFCに敗北を喫したことだった。このシーズン終了後、ダービーは1部降格となってしまった。

ネイサン・ジョーンズ:サウサンプトンFC(95日)

ネイサン・ジョーンズはサウサンプトンFCの前監督。100日以内に解任された監督としては最も新しい例となっている。監督期間は2022年11月から2023年2月だった。

下部から抜擢

ジョーンズは下部リーグでは優れた采配を見せており、ルートン・タウンFCをリーグ2(4部相当)からチャンピオンシップ(2部相当)でのプレーオフまで導いていた。だが、プレミア・リーグのサウサンプトンFCに着任してからは振るわず、エヴァ―トンFCに対する一勝しか挙げられなかった。

テリー・コナーズ:ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズFC(91日)

テリー・コナーズはミック・マッカーシー監督時代のウルヴァーハンプトン・ワンダラーズFCで助監督を務めていたが、2011-2012年シーズンの終わりに監督に昇格した。

無勝利で解任

コナーズが昇格したのは2012年2月のことで、そのシーズン中は13試合を戦ったが1勝もできなかった。ウルヴァーハンプトンは大差の最下位となり、2012年6月、コナーズは助監督に戻された。

キケ・サンチェス・フローレス:ワトフォードFC(85日)

キケ・サンチェス・フローレスが最初にワトフォードFCを率いたのは2015-2016シーズンのことで、その時はチームを13位という悪くない成績に導き、2015年12月には「今月の監督」に選ばれるなどうまくいっていた。

二期目は振るわず

そして2019年9月、すでに大差の最下位という状態だったワトフォードに招かれて再び着任。それでも10戦中1勝しかできず、同じ年の12月にチームを離れた。

ボブ・ブラッドリー:スウォンジー・シティAFC(84日)

ボブ・ブラッドリーはプレミア・リーグで采配を振るった初のアメリカ人監督。2016年10月にスウォンジー・シティFCに招かれて着任した。

クリスマスの解任劇

そして2016年12月27日、ウェストハム・ユナイテッドFCに4対1で負けたのを最後に解任された。着任中の成績は11戦2勝、敵に通算29ゴールを決められていた。この記録はプレミア・リーグ全チームを見渡しても破られていない。

フランク・デ・ブール:クリスタル・パレスFC(77日)

フランク・デ・ブールは2017年にクリスタル・パレスFCの監督に就任。新たなポゼッションサッカーを導入して同チームをイングランド最高のチームにすることを目指し、鳴り物入りでの着任だった。

さんざんな成績

だが彼の任期は2017年9月に早くも終わってしまう。シーズン開始から4試合連続で敗戦、しかも無得点だったのだ。デ・ブールの任期が2か月強も続いたのは、シーズンが始まる前の期間が含まれているからに過ぎない。

レネ・メウレンステーン:フラムFC(75日)

2013年11月、レネ・メウレンステーンがマルティン・ヨル監督のフラムFCにヘッドコーチとして就任。その僅か3週間後、12月にヨルが解任され、メウレンステーンが監督となった。

交代も甲斐なく

それでもメウレンステーンもチームに対して大きな影響を与えることはできず、プレミア・リーグでの成績は17戦4勝、さらにFAカップではリーグ1のシェフィールド・ユナイテッドFCに敗北し解任に至った。

レズ・リード:チャールトン・アスレティックFC(41日)

2006年11月、最下位圏から脱せず苦しんでいたチャールトン・アスレティックFCは、同チームと長年関りのあったレズ・リードを監督として招聘、順位向上を図った。

プレミア最短記録

結局リードは7戦して1勝しかできず、12月24日に合意の下でチームを離れた。その時点でチャールトン・アスレティックFCは降格圏脱出のためには勝ち点が7点必要という状態になっていた。

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