スポーツ以外の分野でも成功を収めた組みを超えて活躍したスーパーアスリートたち

マルチな才能を発揮する天才アスリート
アイコニックな伝説のアスリートたち
マイケル・ジョーダン
エア・ジョーダン
モハメド・アリ
正義の人
ジェシー・オーウェンス
ナチスやアメリカに間違いを突きつける
リオネル・メッシ
最高の選手
ビリー・ジーン・キング
多くの功績を残す
タイガー・ウッズ
ゴルフの門戸を開く
ヨハン・クライフ
現代サッカーの源流
エディ・メルクス
自転車競技の発展に尽くす
レブロン・ジェームズ
社会活動にも務める
マルチな才能を発揮する天才アスリート

ひとつのスポーツ分野で大成するというだけでも大変なことだが、時折、そうしたスポーツの枠を超えてさらなる活躍をみせるアスリートが存在する。

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アイコニックな伝説のアスリートたち

そういったアスリートは種目を超えたアイコンと化す。たとえそのスポーツのことは知らなくても、アスリートの名前は知っているというような存在だ。そんな伝説のアスリートたちをチェックしてみよう。

マイケル・ジョーダン

マイケル・ジョーダンはバスケットボールの革命児だ。素晴らしい能力と飽くなき向上心を通じて、NBAでの6回の優勝と5回のリーグMVP受賞を果たしている。さらには得点王にも10回も輝いており、世代を代表するスポーツ選手といえるだろう。その名はアメリカのバスケ界をはるかに超えた広がりを見せている。

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エア・ジョーダン

その知名度を象徴しているのがスニーカーブランド「エア・ジョーダン」だろう。1984年にナイキと発表するやいなや、ポップカルチャーを代表する存在となり、いまでもその人気は衰えていない。ジョーダン自身もCMやテレビ番組へ出演したことで、自らのアイコン性を高めることとなった。経済的にも巨大な成功を収めている。

モハメド・アリ

「民衆の王者」ことモハメド・アリは素晴らしいスピードとカリスマを誇るボクシング選手で、ヘビー級世界王者にまでのし上がった。だが、彼を不朽の存在となさしめたのはボクシングの強さだけではなかった。

正義の人

アリが人々の心をつかんだのは、常に正義を訴えたからだ。ボクシングを通じて得た観衆に対して権利の重要性を説き、人種差別や戦争に反対し続けた。ベトナム戦争時には徴兵を拒否して逮捕されたこともある。いまでも多くの活動家やアスリートに影響を与えている人物だ。

ジェシー・オーウェンス

ジェシー・オーウェンスは伝説的な陸上選手で、1936年にナチス時代のドイツで開催されたオリンピックで4つの金メダルを獲得している(100メートル走、200メートル走、走り幅跳び、4×100メートルリレー)。

ナチスやアメリカに間違いを突きつける

オーウェンスの活躍は大きな意味を持っていた。アーリア人こそが優秀な人種であるとするヒトラーのお膝元で、黒人アスリートの力を示したのだ。また、隔離政策や差別的な法律が布かれていた母国アメリカに対しても大きなアピールとなった。

リオネル・メッシ

アルゼンチンのサッカー選手、リオネル・メッシは8度バロン・ドールに輝き、優勝経験は数え切れない。コート上での驚異的な活躍で世界の観衆を虜にし、その名声はもはやサッカー界に留まらない。

最高の選手

メッシはFCバルセロナでの最多得点記録を保持しており、スペインリーグでは10回優勝、チャンピオンズリーグでも4回優勝している。さらにはアルゼンチン代表としてワールドカップ優勝も果たし、最高のサッカー選手として世界的な名声を手にした。

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ビリー・ジーン・キング

アメリカのテニス選手、ビリー・ジーン・キングはシングルスで12回、ダブルスで16回の優勝経験を誇る最高水準のプレーヤーだった。だが、彼女もそのキャリアを通じて男女同権や平等な賃金・賞金を訴え続け、歴史に残る女性アスリートとなった。

多くの功績を残す

キングは同性愛者の権利を求めた活動が評価されて大統領自由勲章を受けたほか、教育における機会均等を定めた、教育改正法第9編(通称タイトル9)にも大きな影響を与えている。さらに、女子テニス協会を設立して女子選手の地位向上に努めたり、1973年には男子と同額の賞金を求めてボイコット活動を行ったりもしている。

タイガー・ウッズ

専門とする競技の枠を超える、という点においてタイガー・ウッズの右に出るものはいない。1997年から2006年にかけて実に14ものメジャータイトルを獲得しているウッズだが、たとえゴルフには詳しくなくとも彼の名前は知っているという人も多いだろう。

ゴルフの門戸を開く

その名に恥じない奇跡的な勝利となったのが、15番目のメジャータイトルである2019年マスターズでの優勝だ。ウッズの活躍はゴルフという競技に変革をもたらし、よりフィジカルの重要性が増すことになった。さらに言えば、それまで白人のスポーツと思われていたゴルフに、マイノリティが参加しやすくなったことも彼の貢献だ。

ヨハン・クライフ

オランダの伝説、ヨハン・クライフはサッカーを大きく変えた選手だ。世代を代表する選手であり、アヤックス・アムステルダムやFCバルセロナ、そしてオランダ代表としていくつものトロフィーを手にした。派手なプレースタイルは他に類を見ないもので、「クライフ・ターン」は世界中のプレーヤーが真似したものだ。

現代サッカーの源流

現代のサッカー思想の多くは1980年代から90年代にかけて、FCバルセロナでマネージャーを務めていたころのクライフに由来する。クライフは流動的なチームを好み、攻撃的なプレーを指向、若手の育成にも熱心だった。さらに、コートの外でも若者への支援を行ったり、世界中の障害のある子供たちがスポーツ施設を利用できるよう運動したりと、幅広い活動を行っていた。

エディ・メルクス

エディ・メルクスは自転車競技界の伝説だ。いわゆるグラントゥール(トゥール・ド・フランス、ジロ・デ・イタリア、ブエルタ・ア・エスパーニャ)すべてで優勝歴があり、特にトゥール・ド・フランスでは5度の優勝を誇る。さらに、トゥール・ド・フランスとジロ・デ・イタリア、世界選手権の3つを同一年に制する「トリプルクラウン」を達成した世界初の選手でもある。

自転車競技の発展に尽くす

メルクスの偉大さは成績だけではない。選手の地位向上や施設の改善に尽力し、競技の安全性向上にも貢献したのだ。

レブロン・ジェームズ

レブロン・ジェームズは39歳となった今も変わらずに高みを目指し続け、実際にNBAの頂点に立ち続けている。4度の優勝及びファイナルMVP、20回のオールスターを獲得したのみならず、NBA最多得点記録も保持している。20年以上第1線で戦い続け、さらにはその活躍を通じて築いた自身のイメージを立派に活用しているのだ。

社会活動にも務める

ジェームズは2004年に、恵まれない家庭をさまざまなプログラムを通じて支援する「レブロン・ジェームズ財団」を設立したほか、そういった家庭の子供たちに無償で教育を提供する学校「I Promise」も創立している。公正な社会や人種差別撤廃を常に訴えており、ドラマや映画などでスポットが当てられることも多い(たとえば2021年の映画『スペース・プレイヤーズ』)。

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