女子大生アスリート、セクシー投稿で億万長者に:オリビア・ダンの挑戦
世界中から熱視線を一身に集める米国の体操選手、オリビア・ダン。ソーシャルメディアで1千万人以上のフォロワーをもつ、世界一有名な大学生アスリートだ。
アメリカ代表に選出され国際的な大会にも出場したオリビアが、ソーシャルメディアを通じてスターダムへ駆け上るまでを振り返ってみよう。
2002年10月1日、オリビアはニュージャージー州ウエストウッドに生まれ、同州のヒルズデールで育った。
体操との出会いは2005年、オリビアはわずか3歳で体操選手への道を歩み始めたのだ。専門は段違い平行棒。
2014年のアメリカン・クラシックで体操選手としてデビューを果たしたオリビアは、平均台でみごと16位に入賞した。
3年間にわたるジュニア時代のベスト記録は、WOGAクラシック(2015)における個人総合5位、そしてUSクラシック(2017)の5位だ。
2017年3月、オリビアは体操のアメリカ代表チームに初めて選出され、イタリアで開催されたジェソロ杯に出場を果たした。
アメリカ代表メンバーとして初めて出場した国際大会で、オリビアは個人総合6位に入賞を果たした。
シニア時代の始めには怪我に悩まされ、コンディション回復のために2019年シーズンをまるまる欠場することにした。しかし、同年末にはルイジアナ州立大学と正式にナショナル・レター・オブ・インテントの契約を交わし、2020/21シーズンから同大学の体操チームに所属することになった。
画像 – Instagram @livvydunne
ルイジアナ州立大学の女子体操チームに所属することになったオリビアは、アーカンソー州との試合でデビュー。ただし、学生アスリートを統括するNCAA(全米大学体育協会)が主催するリーグで出場したのは段違い平行棒の種目だけだった。
オリビアはルイジアナ州立大学に入学以降、3つの大会に出場を果たした。その中でベスト記録はSEC選手権における個人5位で、団体では2位の座に輝いた。
体操競技での素晴らしい成績にもかかわらず、オリビアをスターダムにのし上げたのはソーシャルメディアでの活躍だった。
現在、オリビアはTikTok、Instagram、X(旧Twitter)の3つのアカウントで1千万人以上のフォロワーを獲得している。その大半は2020年に開設したTikTok(790万人)のフォロワーだ。
2021年7月1日、NCAA(全米大学体育協会)は規則の見直しを図り、所属選手が知名度、イメージそして好感度(NIL)により収入を得る行為を認めることにした。
オリビアはタレントエージェンシーの『WME sports』と契約し、同社初のNIL契約アスリートとなった。『nypost.com』によれば、NILの専門家はオリビアが多くのフォロワーの存在を数百万ドルの収入に変えたとしている。
写真 – Instagram @livvydunne
『nypost.com』によれば、オリビアは「新しいNILの規則見直しの最前線に立つことができて本当に嬉しい。....…若い女の子たちのロールモデルになりたい」とコメントしている。