セルヒオ・ラモス:一流ディフェンダーの栄えある(?)レッドカード最多記録

セルヒオ・ラモス、ディフェンダーにして退場王
ワールドカップ優勝も経験
スペイン・セビリア生まれ
若い頃から有望な選手
有力クラブからの注目
レアル・マドリードに移籍
怖いもの知らずのディフェンス
キャリア全体で29枚のレッドカード
最初のレッドカード
伝統の一戦でも
リオネル・メッシとの戦い
世界最高のディフェンダー
1分間で2枚のイエローカード
直近の退場例
試合終了間際のファウル
世紀の退場王
セルヒオ・ラモス、ディフェンダーにして退場王

セルヒオ・ラモスがディフェンダーとして優れていたことは疑う余地がない。抜群のディフェンスに加え得点力もあり、土壇場で見事なゴールを決めるなどスター選手にふさわしい活躍を見せたのだ。しかし、ラ・リーガにおけるレッドカード最多記録を保持しているのもこの男だ。

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ワールドカップ優勝も経験

セルヒオ・ラモスはUEFAチャンピオンリーズで4度の優勝を経験し、ワールドカップ2010年南アフリカ大会ではスペイン代表として7試合に出場、みごと優勝を果たしている。

スペイン・セビリア生まれ

セルヒオ・ラモスは1986年3月30日にスペイン南部セビリアのカマスで生まれた。近所の子たちと街路でサッカーに興じるなかで、どんどん競技にのめりこんでいく。

若い頃から有望な選手

ラモスはやがてセビージャFCに加入を果たし、きわめて有望な新人として一躍注目を集めた。はじめはクラブのユースチームで技術を磨き、その後まもなくトップに上り詰める。

有力クラブからの注目

ラモスは2004年にセビージャFCのトップチーム入りを果たす。そこで見せた活躍により、レアル・マドリードやFCバルセロナなどのクラブが大きな関心を寄せるようになる。

レアル・マドリードに移籍

若きラモスは2005年、19歳でレアル・マドリードと契約を交わす。レアル・マドリードではフェルナンド・イエロの背番号「4」を継ぐことになった。9月10日にエスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウで行われた試合で公式デビューを果たす。

怖いもの知らずのディフェンス

怖いもの知らずのディフェンスがセルヒオ・ラモスの身上であり、いわばその副産物としてレッドカードがかさんでいる。いくら警告を受けようと、アグレッシヴなプレースタイルはびくともしない。彼は現在、レッドカード20枚というラ・リーガ記録を保持している。

キャリア全体で29枚のレッドカード

セルヒオ・ラモスはキャリア全体で29枚のレッドカードを出されており、21世紀で最も退場をくらった選手となっている。ちなみに、元メキシコ代表のラファエル・マルケスがラモスに次いでレッドカード21枚の記録を持っている。

最初のレッドカード

ラモスが初めてもらった記念すべきレッドカードは、レアル・マドリードでの最初のシーズン(2005年)が始まって1ヶ月で出された。RCDエスパニョール戦での不適切なタックルにより、2枚目のイエロカードをもらったのだ。

伝統の一戦でも

キャリアを通じて、セルヒオ・ラモスはしばしば重要な試合で激しいプレーを繰り広げ、レッドカードを出されてピッチを後にしている。なかでもファンの記憶に残っているのは、2017年のFCバルセロナ戦、リオネル・メッシへの危険なスライディングタックルによる一発退場である。

リオネル・メッシとの戦い

セルヒオ・ラモスとリオネル・メッシは長年にわたり、ピッチの上で互いを挑発しあったが、のちにパリ・サンジェルマンFCのチームメイトとなった。2人の激しいライバル関係は、互いに相手をリスペクトする友人関係へと変わったのである。

世界最高のディフェンダー

フランスのサッカー専門誌『フランス・フットボール』が2016年に行ったアンケートでは、セルヒオ・ラモスは「世界のDFランキング」の第1位に選ばれている。

1分間で2枚のイエローカード

ラモスの劇的な退場はほかにも、2022年のパリ・サンジェルマン対RCランスにおける、1枚目のわずか1分後に2枚目のイエローカードを提示されてピッチを去る、というものがある。

直近の退場例

直近では、2023年シーズンのラ・リーガ第1節、レアル・ソシエダ戦での退場があった。

試合終了間際のファウル

ラモスのスライディングタックルの標的となったのは、相手ミッドフィールダーのブライス・メンデス。試合終了まで残り10分をきった時点で、ラモスは退場となった。

世紀の退場王

サッカー批評家やライバルたちは、彼のプレーの不法ぶりを強調するだろうが、ファンやチームメイトたちは、ラフプレーを生み出さずにはいられないラモスのパッションに深い感銘を受けているはずだ。セルヒオ・ラモスはのちのちまで、世界最高のディフェンダー、そしてレッドカードに愛される退場王として記憶されることだろう。

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