タイガー・ウッズの後継者?:15歳の天才ゴルファー、マイルズ・ラッセルとは
15歳という若さで、世界のトップゴルファーたちが集結するPGAツアーでデビューを果たしたマイルズ・ラッセル。数々のジュニアタイトルを獲得してきた若き天才がレギュラーツアーに向けて大きな一歩を踏み出した瞬間だ。
「マイルズ・ラッセルはいつでも想像をつかないことを成し遂げてくれる。まるで年齢を飛び越えるように、次々と偉業を達成してきた」とPGAツアーのウェブサイトに紹介されている。
14歳にしてジュニアPGAチャンピオンシップとジュニアプレーヤーズチャンピオンシップの両方を制覇したマイルズ・ラッセル。15歳になった翌日には、アメリカジュニアゴルフ協会(AJGA)の年間最優秀選手賞をタイガー・ウッズを抜いて史上最年少で受賞した。
マイルズ・ラッセルは、2009年11月1日、フロリダ州生まれ。身長173cm、体重61kgと、体格は一般的な高校生とそれほど変わらないが、一流ゴルファーにも匹敵する圧倒的なスキルで勝利を掴み取ってきた。
2024年4月には下部ツアー(コーンフェリーツアー)で史上最年少で予選通過し、プロ選手たちにも劣らない実力を証明。また、同ツアーで20位タイを記録したことで、PGAツアー公認大会でトップ25入りを果たした史上最年少選手となった。
これらの活躍が認められ、マイルズ・ラッセルは、スポンサー推薦の一人としてPGAツアーへの出場が決定。世界最高のゴルファーが集まる大舞台に挑むことになった。
「ゴルフを始めたころから、PGAツアーに出場し、トッププレーヤーたちを相手に自分の実力を試すことが夢だったんだ。今月下旬にその経験を味わうことができるのを楽しみにしているよ」と地元メディアに語っている。
「コーンフェリーツアーはすごく良い手応えだったから、PGAツアーに挑むのが楽しみだよ」とデビュー直前のラッセルは語っている。15歳のマイルズ・ラッセルの歴史的快挙を目にすることができるかもしれない。
ジュニアゴルファーの世界ランキング1位としてプロ大会に臨むマイルズ・ラッセル。並いるプロ選手たちのなかで、最高のプレーを見せることができるだろうか。
「マイルズはとても才能溢れる選手なので、私からのアドバイスは必要ないと思う。逆に私がアドバイスをもらいたいくらいね」と、ソルハイムカップにイングランド代表として出場したメル・リードは語っていた。