スキンヘッド姿を公開したネイマール、辛辣コメントの嵐に見舞われる
サウジリーグに移籍したネイマールは左ひざに重傷を負って今季のプレーが危ぶまれるばかりか、11月にはサンパウロに所有する自宅に強盗が押し入るなど公私でトラブルに見舞われている。さらには最新のヘアスタイルをソーシャルネットワーク上で公開し、炎上を招いている。といってもこれまでの奇抜なルックと比べれば、シンプルそのものというべきだろうか。
写真: Instagram - @NeymarJr
今回ネイマールが選んだスキンヘッドに対し、ファンの多くは賛成しかねているようだ。
ネイマールのスタイルは、元イタリア代表DFファビオ・カンナヴァーロを始めとする「スキンヘッドクラブ」への足掛かりといったところだろうか。
ファンの中には、ネイマールの意外なルックにレッドカードを突き付け、一発退場願いたいという人も多いことだろう。
ファンの気持ちを逆なでしそうなたとえだが、みごとに剃り上げたその頭部はマクドナルドのチーズバーガー(写真)を思わせなくもない。
あるいは配信ドラマの金字塔『ブレイキング・バッド』に登場する、アーロン・ポール演じるジェシー・ピンクマンの風貌を彷彿とさせる。ピンクマンは欠点だらけの若者だったが、抗いがたい魅力の持ち主でもあった。
現在トルコのガラタサライに所属するスペイン出身のDF、アンヘリーニョも遠からずといったところ。互いに欧州を離れ、中東エリアでプレーしているところまで同じだ。
史上もっとも有名なサッカー審判の一人であり、ぴかぴかのスキンヘッドでも知られるピエルルイジ・コッリーナとも肩を並べられるだろう。
時の流れにはだれも抗うことはできない。しかしネイマールも"チチャリート"ことハビエル・エルナンデスも、似合うとはいいがたいスタイルにしたことで、早くも残酷な運命が訪れたことを感じさせている。
ネイマールには気分転換が必要だったのかもしれない。なにしろ、左ひざの前十字靭帯と半月板に重傷を負い、今季をほぼ棒に振ってしまったのだから。
上の写真は元イングランド代表で現サッカー指導者のウェイン・ルーニーの幼い頃。いたずらっぽい笑顔には今のネイマールに通じるものがある。
ソーシャルネットワークの世界は手厳しい。ネイマールが最新写真を投稿したとたん、「ハゲ」というひとことがあらゆる言語でツイートされることになった。もちろん、1か月もすれば黒い髪がはえそろい、レジェンドのスキンヘッド姿は忘れ去られることだろう。とはいえ、長い1か月になりそうだ。