米バスケットボール界の最強バッド・ボーイズ:法に触れてしまった選手たち
NBAの選手たちは多くの人にとって尊敬の対象で、清廉潔白とみなされている。だが選手も人間、警察のお世話になってしまった人も当然いる。
NBAの歴史を振り返って、塀の中に入ることになってしまったのがどんな人たちなのかチェックしてみよう。
さいきんの逮捕者でも最も有名なのはシャーロット・ホーネッツのガード、マイルズ・ブリッジズだろう。彼は家庭内暴力の疑いで逮捕された。
ブリッジズは24歳。判決は3年の保護観察、52週間の家庭内暴力カウンセリング、100時間の奉仕活動だった。
写真:YouTube video @sportsfrenzy
エディー・ジョンソン・ジュニアは1977年から1987年にかけての10年間、オールスター級のガードとしてプレイ。しかしそのキャリアは1987年、不法侵入・強盗・暴行で逮捕されたことで中断されてしまった。
写真:By United States Forest Service - United States Forest Service via tradingcarddb.com, Public Domain
その後も薬物乱用によって100回以上逮捕され、ジョンソンの人生は転落の一途をたどる。2006年には8歳の女の子への痴漢行為によって終身刑とされ、2020年、獄中で没した。
YouTube video @Swish County
オリバー・ミラーは「ビッグ・オー」としても知られ、NBAで18年もプレイしたベテラン。フェニックス・サンズやデトロイト・ピストンズ、トロント・ラプターズなどで活躍した。
2011年の4月、ミラーは家族でバーベキュー中の男性をピストルで殴打したとして逮捕。第一級および第二級傷害で有罪となり1年間収監された。
トーリアン・プリンスは2016年のNBAドラフトで12位指名、現在ミネソタ・ティンバーウルブズでプレイしている。だがそんな彼も警察のお世話になってしまったことがある。
2メートル近い身長を誇るフォワードのプリンス。そんな彼だが、自宅の近くで職務質問を受けた際に、車の中から薬物の痕跡が発見、州外逃亡令状を発行され逮捕された。
Instagram @Timberwolvesnights_italia
ルーバン・パターソンは当時プロ歴11年の選手で、ロサンゼルス・レイカーズやポートランド・トレイルブレイザーズでプレーしていた。
パターソンはキャリア中なんども逮捕されており、自分の子供のベビーシッターに対する性的暴行未遂の罪で性犯罪者として登録されていた。さらに2002年には妻に対する重大な家庭内暴力の罪で逮捕されている。
ブレイロックはNBA歴13年のベテランだったが、危険運転致死罪や免停中に運転した罪、車線違反などで15年の刑を宣告された。
かつてのNBAのスター、ブレイロックは7〜10年の収監を余儀なくされると思われたが、請願が受理され、3年の刑期を務めた後、1年間の保護観察ということになった。
クリッテントンはNBAで4年ほどプレイしていたが、2011年8月、22歳の女性を殺害したとして逮捕された。
クリッテントンはカリフォルニアのジョン・ウェイン空港でFBIに逮捕され、23年の刑を宣告された。武器を用いた殺人および火器による暴行の罪だった。
写真:Wikimedia commons, author: photo taken by Flickr user brookenovak
アレン・アイバーソンはNBAの舞台に立った選手の中でもひときわ華やかなプレイヤーとして多くの人の記憶に残るだろう。なんどもオールスターに選ばれ、2001年にはMVPも受賞した。
だが、NBAでの輝かしいキャリアに入る前、アイバーソンは女性の頭を椅子で殴ったとして更生施設で4か月を過ごしている。
J. R. スミスはかつてNBAで華々しいキャリアを築いたが、いまは大学でゴルフの奨学金をもらってプレーしている。NBA時代、スミスは危険運転や交通事故が多いことで有名だった。
2007年、交通事故を起こし、同乗していた親友アンドレ・ベルが死亡。スミスは軽傷で済んだが危険運転で有罪とされた。24日間刑務所で過ごし、予定より6日早く出所となった。