バロンドール最有力候補? レアル・マドリードの若きエース、ジュード・ベリンガム
イングランド出身のスター選手ジュード・ベリンガム。レアル・マドリードのミッドフィルダーとして、先日もチャンピオンズリーグの対バイエルン・ミュンヘン戦で2点を入れて勝利に貢献した。
この勝利で、レアル・マドリードは歴代最多となるチャンピオンズリーグ計15回目の優勝に王手がかかった。
「LiveScore」によるとレアル・マドリードはすでにスペインのラ・リーガでも優勝を決めているという。この華やかな成績を支えてきたのが、新たなスター選手ジュード・ベリンガムだ。
「Football365」によると、当初今年のバロンドールはキリアン・エムバペかハリー・ケインが有力とみられていた。だが、ふたりとも所属チームがチャンピオンズリーグ準決勝で敗退してしまったことを受け、レアル・マドリードのベリンガムとヴィニシウスが急速に存在感を増してきた。
ベリンガムはブンデスリーガで年間MVPを獲得したこともある実力派だ。レアル・マドリードへの移籍金も1億300万ユーロ(約156億円)と、イングランド選手としては史上最高額を記録した。
ベリンガムは弱冠20歳の若手ながら、一流クラブのプレッシャーにも負けずレアル・マドリードのエースとして活躍。リーグ戦では19ゴール6アシスト(5/18日現在)という成績で、ロベルト・レヴァンドフスキを抜いてリーグ2位となった。
「Transfermarkt」によると、ベリンガムはクラブトップのストライカーでもあるのだという。チャンピオンズリーグでの4得点のおかげもあって、全24ゴールとヴィニシウスに1ゴール差を付けて1位となっている(5/18日現在)。
圧倒的な攻撃力でラ・リーガを席巻したジュード・ベリンガムはチャンピオンズリーグ優勝の決め手にもなり得るポテンシャルを秘めており、バロンドールを獲得する可能性もありそうだ。
しかも、ベリンガムの活躍はクラブにとどまらない。リーグ終了後の夏にはイングランド代表としてもプレーするのだ。
ベリンガムはチャンピオンズリーグ決勝後にはイングランド代表として、ハリー・ケインやフィル・フォーデンらと肩を並べてプレーする予定となっている。
若手のベリンガムはすでに代表としても優れた成績を残しており、次世代のイングランドを象徴する存在として今後さらなる活躍が期待されている。
ベリンガムはユーロ2020でイングランドがイタリアと優勝を争った際にも代表入りしていたほか、2022年のカタールW杯でも活躍、チームの準々決勝進出に貢献した。
「Fox Sports」によると、次のユーロ2024の優勝予想ではフランスやドイツ、スペインを抜いてイングランドが一番人気となっているという。
もしベリンガムがユーロ2024で優勝を果たしたら、リーグ優勝にチャンピオンズリーグ優勝とあわせて3冠達成ということになるかもしれない。
デビュー間もないベリンガムだが、すでに個人対象のアワードも複数獲得している。2023年のゴールデンボーイとコパ・トロフィー、そして2024年のローレウス世界スポーツ賞年間最優秀成長選手賞などだ。
ベリンガムはこの勢いのまま、バロンドールも獲得してしまうのだろうか。それともここから巻き返してくる選手がいるのか、目が離せない。