米俳優ドウェイン・ジョンソンを父に持つ「エイヴァ・レイン」もプロレス界のスターに

セレブなプロレス一家
シモーヌ・ジョンソン/エイヴァ・レイン
ファイナル・ガール
黄色い仮面の素顔
4代続けて格闘家
場内の謎めいた人物
「スキズム」に加入
ショーン・マイケルズの太鼓判
すごい早さで成長
「じつに楽しんでいる」
マイケルズからのエール
一躍トレンドに
新しいファミリー
「シモーヌは歴史を作った」
「娘に敬意を払いたい」
「挑戦を応援している」
2020年からトレーニング
昨年7月の予行演習
SNSのインフルエンサー
新時代の幕開け
セレブなプロレス一家

WWE(米プロレス団体)で最もシビれる男といえば、「ロック様」の愛称で知られるドウェイン・ジョンソン。りんごは根元に落ちるというとおり、ドウェインの才能はしっかり子供に遺伝したようだ。

 

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シモーヌ・ジョンソン/エイヴァ・レイン

シモーヌ・ガルシア・ジョンソン、WWE界では「エイヴァ・レイン」の名で知られる人物を紹介しよう。2001年8月14日、フロリダ州デイビーで生まれたシモーヌは、ドウェインが当時の妻ダニー・ガルシアとのあいだにもうけた娘である。

ファイナル・ガール

「エイヴァ・レイン」の他に、彼女は「ファイナル・ガール」という異名もとっている。スプラッター映画『ファイナル・ガールズ 惨劇のシナリオ』(2015年)にちなんだ名前である(ファイナル・ガールは、ホラー映画の最後まで生き残る女性キャラクターを指す)。

黄色い仮面の素顔

エイヴァ・レインは2022年10月25日、NXTにデビューした。NXTとは、WWEが設けたプロレスラー育成プログラムである。彼女は素性を隠して出場し、黄色いマスクをつけて戦った。

4代続けて格闘家

プロレスラーとしての彼女のデビューは、一族の歴史においても象徴的な出来事だった。ピーター・メイビア、ロッキー・ジョンソン、そしてドウェインの祖父・父・子と3代続いたWWEプロレスラーの系譜を、シモーヌは4代目として引き継いだようである。

場内の謎めいた人物

10月25日のデビューまでの数週間、NXTには謎めいた人物が出演し、試合の休憩時間のあいまにステージに上がったり観客にまぎれこんだりしていた。彼女は赤のフーディーにすっぽりと身を包んでおり、顔は隠されていた。

「スキズム」に加入

エイヴァ・レインは、プロレス界では「スキズム」の4人目のメンバーとして知られるようになった。「スキズム」は、ジョー・ゲイシーと「ザ・ダイアド」(リップ・ファウラーとジャガー・リードのデュオ)が組んだ、WWEレスラーのチームだった。

ショーン・マイケルズの太鼓判

プロレスニュースのウェブサイト『WrestlingHeadlines.com』の記事によると、エイヴァの師匠である伝説的レスラー、ショーン・マイケルズは昨年12月、NXTプログラムについてのコメントで彼女のことにふれ、賞賛の言葉をおくっている:「思うに、ファンタスティックな活躍だ」

すごい早さで成長

同記事でマイケルズは付け加える:「ヒール(悪役)としての顔つきもファンタスティックだ。役柄がしっくりと馴染んできているんだと思う。なんといっても、それが一番重要なことだよ。(…)まったくエイヴァはすごいペースで進化していると思うね」

「じつに楽しんでいる」

マイケルズは同記事でスキズムでの活躍にもふれている:「エイヴァがスキズムに参加しているのは、すごく刺激的なことだよ。彼女はその役どころをじつに楽しんでいる。のびのびと自然に、なんでもないことをやっているように見えるんだ。苦労の色はうかがえないね。メンバーからの信頼も着々と勝ち得ていると思う。それはチームにとって大事なことだ」

マイケルズからのエール

マイケルズは次のように締めくくる:「僕はすごくワクワクしてるんだ。エイヴァのこと、そしてチームでの成長が楽しみだね。何より大事なのは、彼女も楽しんでいること、これに尽きる。誕生して間もないチームだから、メンバーにはとにかく楽しんでやってもらいたい。プロレスラーとしての仕事もそれでぐっとやりやすくなると思うんだ」

一躍トレンドに

エイヴァ・レインとしてのデビュー、さらにドウェイン・ジョンソンの娘であることも相まって、シモーヌは一躍注目の存在になり、その名はWWE界に響き渡ることになった。

新しいファミリー

USAトゥデイのデジタル記事は、デビューの舞台でエイヴァ・レインが熱狂する観客に向けて語った、感動的な言葉を伝えている:「スキズムが示してくれた愛と受容、それは私がこれまで漠然と抱えていた自己像、こうあらねばならないという思い込みを打ち砕いてくれました。ファミリーに迎えられて、私は満たされています」

「シモーヌは歴史を作った」

『エンターテイメント・トゥナイト』のオンライン記事では、ドウェイン・ジョンソン自ら、誇らしげな父親としてエイヴァについて語った:「シモーヌはプロレス一家の4代目にあたる。歴史を作ったわけだ。とても誇らしいよ」

「娘に敬意を払いたい」

同記事でドウェインは続ける:「シモーヌはきわめて独立心旺盛なタイプだ。自分で自分の道を切り拓くこと、自分の足で荒野を踏み分け、自分だけの足跡を残すことが、彼女にとってきわめて重要なんだ。僕のところにやってきて土地を分けてもらおうなんて気持ちはみじんもない。その姿勢に敬意を払いたいね」

「挑戦を応援している」

スペインのテレビトーク・ショー「El hormiguero」に出演したドウェインは、娘の決意を初めて明かされたときに覚えた戸惑いについて語っている。自身の経験が教えるように、プロレスラーは「ハードな稼業」なのである。だが娘のまっすぐな気持ちに打たれ、その挑戦を応援していると爽やかに締めくくった。

2020年からトレーニング

エイヴァ・レインは、2020年にWWEに加入した。プロレスラーになるべく、フロリダ州オーランドのWWEパフォーマンスセンター(養成施設)でのトレーニングが始まった。この時期にエイヴァは怪我をして、デビューが遅れることになった。

昨年7月の予行演習

テレビに初めて登場する前、エイヴァ・レインは昨年7月、放送の入らない観客のみのライブ・ショーに登場していた。だが、エイヴァがリングに入って戦うことはなかった。

SNSのインフルエンサー

現在、われわれはエイヴァのリングでの戦いや、プロレスラーとしての成長を追うことができる。SNS上ではすでに人気を証明しており、Instagram(@avarainewwe)には46万人、Twitter(@AvaRaineWWE)には10万人を超えるフォロワーがいる。

新時代の幕開け

エイヴァ・レインとともに新時代が幕を開けた。父の庇護にすがることなく、自分のやり方で成功を掴もうとする若きファイター。エイヴァは同時に、プロレス一族の歴史を受け継ぐことも強く望んでいる。

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