パリ五輪で金メダルを手にした日本人アスリートたち

パリ五輪が閉幕
金メダル数3位、総メダル数6位
堀米雄斗(ほりごめ ゆうと)選手/スケートボード
吉沢恋(よしざわ ここ)選手/スケートボード
北口榛花(きたぐち はるか)選手/女子やり投げ
大躍進のフェンシング日本勢
フェンシングでの金メダル
体操界に若きスター誕生
体操での金メダル
圧倒的な強さをみせたレスリング
女子は6階級全てでメダル獲得
レスリング男子の金メダリスト
湯浅亜美選手/ブレイキン
日本の「お家芸」柔道
3つの金メダル(うち2人は連覇)
大谷翔平選手の五輪出場となるか?
パリ五輪が閉幕

パリ五輪の17日間の熱戦に幕が下ろされた。日本勢は金メダル20個、銀12個、銅13個、合わせて45個のメダルを獲得。金メダルの数、メダル総数ともに海外開催の五輪で過去最多となった。(最多は東京大会の58個)

金メダル数3位、総メダル数6位

日本勢が獲得した20個の金メダル数はアメリカ、中国に次いで3番目に多かった。さらにメダル総数でも6位となる。今回は、パリ五輪で金メダルを手にした日本人アスリートたちを振り返ってみよう。

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堀米雄斗(ほりごめ ゆうと)選手/スケートボード

新たな日本の「お家芸」となったスケートボード。東京五輪男子ストリートの初代チャンピオン、堀米雄斗選手が二連覇を達成した。7位から大逆転での優勝で、大いにドラマチックな金メダルとなった。

吉沢恋(よしざわ ここ)選手/スケートボード

スケートボード界に若きスターが誕生した。14歳の吉沢恋選手が五輪の頂点に立ったのだ。女子ストリートは吉沢選手と15歳の赤間凛音(あかま りず)選手がワンツーフィニッシュを決め、スケートボード強豪国日本の印象を強く世界に知らしめた。

画像:Instagram, @coco_y_0922

北口榛花(きたぐち はるか)選手/女子やり投げ

歴史的快挙の金メダルとなったのは、女子やり投げの北口榛花選手だ。五輪の陸上トラック&フィールド種目で日本人として初めて表彰台の頂点に立った。

大躍進のフェンシング日本勢

パリ五輪で大躍進したのがフェンシングの日本勢だ。これまで(1952年のヘルシンキ大会からパリ大会まで)日本が獲得したメダル数は3つ。ところが、今大会だけで金メダル2個、銀メダル1個、銅メダル2個、計5個のメダルを得る快挙を達成し、パリに大旋風を巻き起こしたのだ。

フェンシングでの金メダル

フェンシング日本勢で金メダルを手にしたのは、男子エペ個人の加納虹輝選手、そして男子フルーレ団体の松山恭助選手、飯村一輝選手、敷根崇裕(しきね たかひろ)選手、永野雄大選手だ。

体操界に若きスター誕生

20歳の岡慎之介選手が世界にその名を轟かせた。個人総合と種目別の鉄棒で金メダル、平行棒で銅メダル、さらに男子団体でも表彰台の頂点に立ち、オリンピック初出場にして4つのメダルを手にした。

体操での金メダル

さらに体操男子団体が2大会ぶりに金メダルを奪還した。メンバーは橋下大輝選手、萱和磨(かや かずま)選手、岡慎之助選手、杉野正尭(すぎの たかあき)選手、谷川航(たにがわ わたる)選手。

 

圧倒的な強さをみせたレスリング

パリ五輪で最も多く金メダルを獲得した種目はレスリングだ。男女ともに圧倒的な強さを見せ、出場した13選手の内、11選手がメダルを手にした。その内訳は金メダル8個、銀メダル1個、銅メダル3個の計11個。ちなみに東京五輪におけるレスリング日本勢の金メダル数は5個だった。

女子は6階級全てでメダル獲得

レスリング女子においては、6階級全てでメダルを獲得している。金メダルを手にしたのは女子53キロ級の藤波朱里(ふじなみ あかり)選手、57キロ級の櫻井つぐみ選手、62キロ級の元木咲良(もとき さくら)選手、76キロ級の鏡優翔(かがみ ゆうか)選手だ。

レスリング男子の金メダリスト

またレスリング男子ではフリースタイル57キロ級で樋口黎(ひぐち れい)選手、65キロ級で清岡幸太郎選手、男子グレコローマン60キロ級で文田健一郎選手、77キロ級で日下尚(くさか なお)選手が表彰台の頂点に立った。

湯浅亜美選手/ブレイキン

パリ五輪で新採用された種目、ブレイキン。湯浅亜美選手(ダンサーネームAMI)が昨年の世界女王を制し、初代女王の座についた。金メダルの最有力候補となっていた男子ブレイキンの半井重幸(なからい しげゆき)選手は惜しくも4位となった。

日本の「お家芸」柔道

東京五輪で9個の金メダルを獲得した柔道の日本勢。パリ五輪では男女合わせて3つと、数では減少したが、日本の「お家芸」として期待を一身に背負うプレッシャーの中、出場国中で最も多いメダル数を獲得した。

3つの金メダル(うち2人は連覇)

女子は48キロ級の角田夏実選手、男子は66キロ級の阿部一二三(あべ ひふみ)選手と81キロ級の永瀬貴規(ながせ たかのり)選手が金メダルを獲得した。また、阿部選手と永瀬選手は東京五輪に続く連覇達成となる。

大谷翔平選手の五輪出場となるか?

次回五輪は米国のロサンゼルスが舞台。2021年の東京大会以来となる野球とソフトボールが競技に復帰する。大谷翔平選手が五輪出場に意欲をみせており、実現すれば大いに盛り上がるに違いない。

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