注目を浴びるフェンシング:男子フルーレ団体のパリ五輪メンバーとは

フェンシングの日本代表が決定
フェンシングとは?
フルーレの特徴
念願の金メダル
パリ五輪のメンバーとなったのは?
松山恭介(まつやま きょうすけ)選手
敷根崇裕(しきね たかひろ)選手
飯村一輝(いいむら かずき)選手
永野雄大(ながの ゆうだい)選手
パリ五輪の金メダル
フェンシングの日本代表が決定

日本フェンシング協会は5月19日に、パリ五輪のフェンシング日本代表を選出。今回は、その中でも金メダルが期待されている男子フルーレ団体を追って行こう。

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フェンシングとは?

1896年の第1回近代五輪アテネ大会から競技種目となっているフェンシング。フルーレ、エペ、サーブルの3種目あり、幅約2m、長さ14mの細長いコート上で試合が行われる。また、種目により剣の形状や得点となる有効面が異なる。

 

フルーレの特徴

「Olympics.com」によれば、フルーレは先に攻撃を仕掛けた側が「優先権」、つまり相手を「攻撃する権利」を手にする。それに対し、剣先を払うなどして相手の攻撃を阻止することで「優先権」を奪うことができる。また、得点になる範囲の「有効面」は背中を含む胴体だけで、突きだけが有効になるという。

念願の金メダル

2023年7月、イタリアで開催されたフェンシング世界選手権で、男子フルーレ日本代表が悲願の金メダルを獲得した。『読売新聞』によれば、団体の金メダルは五輪、世界選手権、そして男女を通じて初だという。

画像:Instagram, @kazuki_12.27

パリ五輪のメンバーとなったのは?

世界選手権で金メダルを獲得したメンバーは、松山恭介(まつやま きょうすけ)選手、敷根崇裕(しきね たかひろ)選手、飯村一輝(いいむら かずき)選手、鈴村健太選手だ。パリ五輪は鈴村選手に代わり、永野雄大選手が選ばれた。

松山恭介(まつやま きょうすけ)選手

NHKのWebサイトによれば、松山選手は27歳で東京都出身。巧みな剣さばきを主体にしたディフェンスの強さが持ち味だという。五輪メダリストの太田雄貴選手が現役を引退してから、男子フルーレ団体のキャプテンを務めている。

敷根崇裕(しきね たかひろ)選手

大分県出身27歳の敷根選手はフェンシング一家に生まれた。父親はフェンシングの日本代表、母親も国体選手で、6歳の時にフェンシングを始める。父親譲りの剣先を下げて前進する独特のスタイルを持つ。Olympics.comが伝えた。

画像:Instagram, @shikine_fencing

飯村一輝(いいむら かずき)選手

京都府出身21歳の飯村選手は「ノエビアグリーン財団」のインタビューで自身の強みをこう語っている:「一瞬で相手との距離をゼロにできるスピードです。海外選手と比べ身長が低く小柄な点を活かし、相手の懐に瞬時に潜り込みます。また、剣を自身の腕の延長のように、自由に繊細に操るスピードも負けないと自負しています」

画像:Instagram, @kazuki_12.27

永野雄大(ながの ゆうだい)選手

永野選手は茨城県出身の26歳。東京五輪に続きパリ五輪の切符を手にした。『スポーツ報知』紙によれば、結果が出ず苦しんだ時もあったが重点的にフットワークを改善し、2022年のW杯個人戦で銅メダルを獲得。日本勢7年ぶりとなる表彰台に昇ったという。

画像:Instagram,@fje_fencing

パリ五輪の金メダル

今回パリ五輪の日本代表に選出された男子フルーレ団体のメンバーは、2024年2月に開催されたフェンシングワールドカップで銀メダルを獲得している。パリ五輪では、さらに輝きを増したメダルを獲得してくれるに違いない。

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