フランス代表エムバペ、オーストリア戦で鼻を骨折:「ユーロ2024」残りの試合は欠場?
現在ドイツで開催中のサッカー欧州選手権、通称「ユーロ2024」で、フランス代表のキャプテン、キリアン・エムバペが鼻を骨折した。
心配の声を前に、エムバペはSNSのアカウントに「マスク(フェイスガード)のアイデアはある?」とジョークを交えて投稿。世界中のファンが胸をなでおろした。
17日、フランスはグループステージ第1節でオーストリアと対峙。試合開始38分にエムバペが誘発した相手側のオウンゴールを守り切り、1-0で白星発進となった。
写真:X - @KMbappe
試合終了間際、ヘディングシュートを放ったキリアン・エムバペがオーストリアDFケヴィン・ダンソの肩に顔面を強打し、ピッチに倒れこんでしまった。
エムバペは試合終了後にデュッセルドルフ市内の病院に直行、そこで「鼻の骨折」と診断された。
相手DFの肩に顔面を強打し、顔や手が血まみれになったエムバペの衝撃的な映像は世界中に生配信され、多くのファンが固唾をのんで事の成り行きを見守った。
今年キリアン・エムバペは長年所属したパリ・サンジェルマンを退団、スペインのレアル・マドリードへの加入を明らかにしている。思いがけない負傷は、レアル・マドリード関係者にも衝撃をもたらした。
幸いなことに、エムバペを診察したデュッセルドルフ大学病院では鼻の骨折を確認したものの、手術は行わないことを決定した。フランスサッカー連盟およびフランスメディア『RMCスポーツ』が伝えている。
フランス代表監督ディディエ・デシャンは試合後、フランス国営放送『TF1』に対し「(エムバペの鼻の状態は)まったく良くない」とコメント。しかし手術が回避されたことから、21日(金)に行われるグループステージ第2節の対オランダ戦にキャプテンが出場する可能性が出てきた。
ただし、キリアン・エムバペが次の試合に出場するならフェイスガードを着用する必要がある。そこでエムバペ自身が「マスクのアイデアはある?」とファンに呼び掛けたわけだ。
鼻から血を流したエムバペはいったんロッカーに向かったものの再びピッチに戻り、そこで痛みのために座り込んでしまった。これによりフランスのデシャン監督には戦略を立て直す時間がもたらされた一方、主審に許可を得ずにピッチに入ったとしてエムバペはイエローカードを受けてしまった。
エムバペはこれからどうなるのだろうか。『L'Equipe Le Soir』紙は「最低でも1週間の休養が必要であり、今後2週間はつらい状態が続くだろう」という主治医のF・ブリアンドの言葉を伝えている。
フランス代表ファンもレアル・マドリードのファンも、スター選手キリアン・エムバペの早期復帰を心待ちにしている。
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