プレミアリーグでハットトリックを達成した10代の選手たち

エヴァン・ファーガソン（ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC所属）が、18歳でハットトリックを成し遂げた。プレミアリーグ史上、10代でハットトリックを達成した選手はほんの僅かだ。

ファーガソンは、ニューカッスル・ユナイテッドFC戦に先発出場し、70分までにハットトリックを決めた。ブライトンを3-1で勝利に導き、プレミアリーグの順位を6位にまで押し上げた。

モイセス・カイセドやアレクシス・マック・アリスターを失ったブライトンは戦力ダウンが懸念されていたが、新たなフォワードの逸材が誕生したようだ。

ファーガソンのハットトリックは歴史的快挙で、これほどキャリアの早い段階でハットトリックを成し遂げたプレミアリーグ選手は数少ない。

ファーガソンは18歳以下でハットトリックを達成したプレミアリーグ史上4人目の選手となった。

今回は10代でハットトリックを成し遂げたプレミアリーグの選手たちを紹介していこう。

アストン・ヴィラやウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンFCなどに所属していたムーアは、世界的に有名な選手ではないが、10代でハットトリックを達成し歴史に名を刻んだ。2006年、アストン・ヴィラFC所属時代に、ミドルズブラFCとのアウェイ戦でハットトリックを達成。アストン・ヴィラは4-0で勝利した。

その試合の中で一番印象的だったのは、ペナルティエリアから1ｍ離れた位置でDFをかわしながら放った、GKの頭上を越えるチップキックでのゴールだ。

1998-99シーズン、フランス出身のスーパースター、ニコラ・アネルカ（アーセナル所属）は、得点王とわずか1点差に迫る17ゴールを決めた。そのうちの3ゴールは、1999年2月のレスター・シティFC戦でのものだ。

オランダ出身の天才デニス・ベルカンプとマルク・オーフェルマルスのアシストを得て、アネルカは前半に3ゴールを挙げアーセナルをリーグ優勝へと導いた。

ブライトン所属のエヴァン・ファーガソンが、20年ぶりにチャンピオンズリーグ出場権を獲得したニューカッスル・ユナイテッドに3発を浴びせ、10代でハットトリックを成功させた最新のフォワードとなった。

ファーガソンはニューカッスル・ユナイテッドFCのゴールキーパー、ニック・ポープのこぼれ球を押し込んで先制点を決めた。後半にはミドルシュートを右に流し込んで追加点、さらに日本代表MF三笘薫のパスを受けて3点目を挙げ、ハットトリックを達成した。

ファウラーはプレミアリーグで9回のハットトリックを成し遂げた。最初のハットトリックは、所属していたリヴァプールFCのホームスタジアム、アンフィールドでのサウサンプトン戦で、チームは4-2で勝利した。

ファウラーははじめてのハットトリックを、ヘディングシュート、見事なコントロールからのフィニッシュ、フリーキックで成功させ、幅広いレパートリーを披露した。

プレミアリーグでハットトリックを達成した最年少選手の代表格は、10代でサッカー界を席巻した天才、マイケル・オーウェンだろう。

10代で3回のハットトリックを成し遂げたオーウェン。3-1で負けていたシェフィールド・ウェンズデーFC戦で、リバプールに勝ち点1を与えた初となるハットトリックは、まさに値千金だった。