プーチン大統領を支持する美しきアスリート、エレーナ・イシンバエワがスペインに移住
女子棒高跳びの金メダリストでロシア軍の上級中尉でもあるエレーナ・イシンバエワ。2023年5月からスペインで暮らしているという。
イシンバエワはプーチン政権のプロパガンダを担い、プーチン大統領本人との関係も深いことから、ゼレンスキー政権からウクライナへの入国を禁止されたほか、資産も差し押さえられてしまった。ところが、その後スペインへの移住が明らかに。
夫のニキータ・ペティノフおよび2人の子供たちを連れ、テネリフェ島(スペイン)のアロナにやってきたのだ。
イシンバエワのテネリフェ島移住を独占報道したのは、地元オンライン紙『エル・デジタル・スル』だ。
同メディアによれば、イシンバエワはスペインの居住権を保有しているとのこと。
さらに、同メディアはイシンバエワがアロナ市の高級住宅街「パルム=マル」にある豪邸をはじめ、不動産をいくつか所有していると伝えた。
同メディアによれば、イシンバエワはおよそ200平方メートルの「高層デュプレックス」で家族とともに暮らしているようだ。
さらに、2人の子供はテネリフェ島南部で教育を受けていることが判明しており、一家が実際にスペインに居住していることを裏付けている。
それだけでは不十分であるかのように、エレーナ・イシンバエワがアデヘ(テネリフェ島)の町カヤオ・サルバヘにある別の不動産など、島内にさらに多くの不動産資産を所有していることも確認した。
エレーナ・イシンバエワはウクライナへの入国を禁止されている4人の選手のうちの1人であることを忘れてはならない。
シャミル・タルピシェフ(元テニス選手)、アレクサンダー・ポポフ(元水泳選手)、ヴィタリー・スミルノフ(元水球選手)は、エレーナ・イシンバエワと同様、追って通知があるまでウクライナの地を踏むことができない。
イシンバエワは、ロシアによるウクライナ侵攻がはじまるずっと以前から、プーチン大統領を支持してきた。
2007年と2009年にはローレウス世界スポーツ賞年間最優秀女子選手を獲得したほか、ロシア陸軍に所属し、2015年には上級中尉の階級を授けられている。
2017年には、ロシアの著名人たちがプーチン大統領を支持するために組織した「プーチン・チーム」に参加。2018年の大統領選挙をサポートしている。
しかし、ウクライナ侵攻に対し公然と支持を表明したことで、ゼレンスキー政権によってウクライナへの入国を禁止されることに。
イシンバエワは2000年代に棒高跳びで世界を席巻。28の世界記録を樹立し、2004年のアテネ五輪および2008年の北京五輪で金メダルを獲得したほか、2005 年、2007 年、2013 年の世界陸上選手権大会でも優勝を果たしている。