ベルギー女子リレーチーム「ベルジャン・チーターズ」主将、カミーユ・ラウス
ベルギーのリレーチーム「ベルジャン・チーターズ」のキャプテンを務めるカミーユ・ラウス。陸上競技の国際競技連盟「ワールドアスレティックス」掲載のデータをチェックしながら、彼女のキャリアを振り返ってみよう。
ベルギーの放送局RTBFによると、ラウスは当初100m走と200m走に取り組んでいたが、やがて400m走に転向、才能が開花したのだという。
しかも、2013年には走り幅跳びで6.03mを跳び国内1位となるなどその才能は幅広い。2018年には本領の400m走で国内タイトルを獲得している。
その後ラウスは400m走で室内・屋外合わせて3つの国内タイトルを獲得。ベルギーのトップアスリートとしての地位を確かなものにした。
2023年にはこれまで未経験だった800m走に進出。新たな領域での挑戦だったが、ここでも実力を発揮し2分5秒35という記録で1位となった。
ラウスは数年前からベルギーの女子400mリレーチーム「ベルジャン・チーターズ」のキャプテンを務めているほか、男女混合400mリレーチームにも選出されている。「ベルジャン・チーターズ」として参加した2024年の世界室内陸上競技選手権大会(グラスゴー)ではベルギー新記録を樹立したものの、惜しくも4位となりメダルは逃してしまった。
「チーターズ」は2021年にも東京オリンピックに参加しており、7位となっていた。ラウスは男女混合リレーにも参加し、そちらは5位だった。
国内でのタイトルは数多く獲得してきたラウスだが、2023年にはポーランドで開催されたヨーロッパチーム選手権大会で男女混合400mリレー3位となり、念願の国際タイトルを獲得した。
そんなラウスだが、私生活では同じく400m走のトップアスリート、ケヴィン・ボルリーと交際しているようだ。ボルリーはヨーロッパ大会で複数の優勝経験があるほか、室内では世界大会の優勝歴もある実力派だ。
競技での活躍もあり、ラウスは現在インスタグラムで18万7,000人以上のフォロワーを擁している。その人気を活かして現代(ヒョンデ)自動車などの広告にも登場している。
そんなラウスの次の目標はとうぜんパリオリンピックだ。ラウスがチーターズとともに念願のメダルを確認できるのか、期待しよう。