ボクシング元世界王者のフロイド・メイウェザー、ロンドンで危機一髪
プロボクシング元世界5階級制覇王者のフロイド・メイウェザーが、リング上ならぬロンドン市内の宝石店であわや襲撃の危機に見舞われた。
多額のファイトマネーを稼ぎ出し、大富豪としても知られるメイウェザーは、ロンドン中心部の宝石店で買い物をしていた際に数人のグループに囲まれてしまったのだという。英紙『ザ・サン』が伝えている。
「マネー」とも呼ばれるメイウェザーが狙われた原因は、彼がその前日に発表した、イスラエルの孤児に誕生日プレゼントを届ける支援活動「メイウェザー・イスラエル」にあるという。
画像:Instagram - Floyd Mayweather
メイウェザーは自身のSNSアカウントに次のように投稿したのだ:「皆さんに新たなイニチアチブ『メイウェザー・イスラエル』の始動をご報告できることを誇りに思います。これから1年間、イスラエルのすべての孤児に誕生日プレゼントを贈ります。夫を亡くした方や孤児の皆さん、どうぞ胸をはって故人のことを称えてください」
こうした活動を快く思わなかったのか、あるグループがロンドンの宝石店内でメイウェザーを取り囲んだ。両者の間に緊張が高まったが、ボディガードが間に入り、メイウェザーを店外の車までエスコートしたという。
ネットに流出した動画によれば、フロイド・メイウェザーを取り囲んだグループは10人程度、さらに20人ほどが少し離れて様子を見守っていたようだ。
ボクシング界の伝説、メイウェザーを取り囲んだグループの一人が彼に対し、ユダヤ民族を支持することをなぜ誇りに思うのかたずね、その瞬間に別の一人がメイウェザーに手を出したという。しかし、乱闘になる前にボディガードたちがメイウェザーを外に連れ出したとされる。
画像:Instagram - Floyd Mayweather
グループのほかの一員も手を出したようだが、ボディガードたちが素早くその場からメイウェザーを連れ出したことで、深刻な事態は免れたとみられる。
これは『ザ・サン』紙に対して目撃者の一部が行ったコメントだが、メイウェザー本人はインスタグラムを通じて異なる見解を述べている。
「ひとつはっきりさせておこう。巷で流れているうわさは事実ではなく、私は殴られていないし指一本触れられてもいない。動画に映っているのはセキュリティチームが職務を全うする様子だけだ」とするメイウェザー。ともあれ、元王者が危険をかわすことができたのは何よりだ。
画像: Instagram - Floyd Mayweather