4連覇の偉業を達成！F1のマックス・フェルスタッペンはシューマッハを超える史上最高のドライバーとなるのか
F14連覇を果たしたフェルスタッペン
自動車レースの最高峰、F1で2021年から連覇を続け、ついに今年4つめの優勝杯を手にしたマックス・フェルスタッペン。27歳という若さで、ミハエル・シューマッハを筆頭とする歴代最高ドライバーたちと肩を並べるほどのレベルにまで達している。
シューマッハを超える史上最高のドライバーとなるのか
果たしてフェルスタッペンは、絶対王者・シューマッハを超える史上最高のドライバーとなるのだろうか。2人の今までの戦歴を比較していこう。
シューマッハの信じられないような偉業
シューマッハのレースキャリアは、7度の世界選手権優勝、91回のグランプリ優勝など、信じられないような偉業で埋め尽くされている。フェルスタッペンには、その大記録を塗り替えるかもしれないという期待がかかっているのだ。
フェルスタッペンの勢いは止まらない
2021年に初優勝を飾って以来、フェルスタッペンは1シーズン平均10勝近くを挙げ、2024シーズン終了までにキャリア通算65勝を達成。英メディア「PLANET F1」によると、2023シーズンでは22戦19勝という圧倒的な成績を収めている。
シューマッハの驚くべき適応力
しかしながら適応力という点では、シューマッハが依然として優位に立っていると言えるだろう。名門フェラーリで活躍する以前は、ベネトンで2度のワールドチャンピオンを獲得。様々なチームやレギュレーションの中で、タイトルを獲得し続けてきたのだ。
他チームでも活躍できるのか？
レッドブルで大成功を収めるフェルスタッペンだが、別のチームに移籍した場合にも、その実力を発揮できるのか疑問視する声も上がっている。
セナとシューマッハのハイブリッド
ウェットコンディションやリスタート、プレッシャーのかかる予選に至るまで、あらゆる状況下で卓越した技術力を見せつけてきたフェルスタッペン。元F1ドライバーのマーティン・ブランドルらは、彼の正確さをシューマッハになぞらえ、アイルトン・セナの本能的な攻撃性をも持ち合わせていると評している。レッドブル以外でもその実力を発揮できるのか、今後の活躍に注目が集まっている。
F1の象徴
シューマッハの功績は、数々の記録だけに留まらない。プロフェッショナルとしての姿勢やリーダーシップはF1ドライバーの地位を向上させ、その影響力はサーキットの外にも及んだ。シューマッハは一躍有名になり、2000年代初頭のF1ブームに大きく貢献した。
何よりもレースを優先するフェルスタッペン
絶大な人気を誇るフェルスタッペンだが、そのアプローチはシューマッハとは異なるようだ。メディアでの露出を避け、記者会見では多くを語らず、何よりもレースを優先している。
シューマッハのようなアイコンには程遠い
フェルスタッペンは、シューマッハが持っていたようなスター性をいまだ持ち合わせていないようだ。
早期引退も示唆したフェルスタッペン
英スポーツラジオ局「talkSPORT」によると、報道陣への対応不足を理由に、国際自動車連盟（FIA）から44,556ドル（約670万円）にも上る罰金を科せられたこともあるフェルスタッペン。その処罰に不満を露わにし、早期引退をも示唆した。
ルイス・ハミルトン
さて、F1史上最高の選手論争で名前が挙がるのは、シューマッハとフェルスタッペンだけではない。7度の世界選手権優勝、103回のグランプリ優勝を誇るルイス・ハミルトンも忘れてはいけないドライバーの1人だ。
2025シーズンにフェラーリに移籍
ハミルトンの凄さは、長期間に渡り、様々なレギュレーションの中で活躍し続ける能力だろう。2025シーズンには、フェラーリへの移籍を予定している。
メルセデスで圧倒的な強さを見せる
メルセデスでは10年間、圧倒的な強さを見せ続けてきたハミルトン。6度のタイトルを獲得し、数々の記録を塗り替えてきた。今回の移籍は、1990年代半ばにシューマッハがフェラーリに移籍し、同チームをチャンピオンシップを制する強豪へと再建したことを彷彿とさせる。
名門フェラーリの復活も近いか
2007年にキミ・ライコネンがタイトルを獲得して以来、苦戦を強いられているフェラーリ。ハミルトンの加入により、再び強豪チームとして返り咲く日もそう遠くないかもしれない。
2025年はF1にとって新たな黄金時代の始まり？
ハミルトンの移籍が功を奏し、フェラーリの復活に弾みがつけば、現代におけるF1の勢力図が変わるかもしれない。黄金時代を築こうとするレッドブルにフェラーリが果敢に挑戦し、ハミルトンとフェルスタッペンの間に新たなライバル関係が生まれる可能性もあるのだ。
3つの異なるチームで8つのワールドタイトルを獲得？
もしハミルトンがフェラーリでワールドタイトルを獲得できれば、3つの異なるチームで8つのタイトルを獲得することとなる。
フェルスタッペンに求められるものとは
フェルスタッペンがシューマッハ、あるいはハミルトンの功績を確実に上回るには、レッドブル以外のチームで優勝するか、2026年のレギュレーション変更以降も活躍し続けるか、そのどちらかが求められそうだ。
異次元の強さを見せるフェルスタッペン
とはいえ、例えフェルスタッペンが今日引退したとしても、F1史上最高のドライバーの1人として歴史に名を残すことは間違いないだろう。この先もフェルスタッペンの活躍から目が離せない。
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