ユーロ2024決勝：敗れたイングランドのファンが判定に激怒

2大会連続でユーロ決勝敗退

イングランドのサッカーファンは、ユーロ2024の決勝で自国の代表がスペイン代表に1-2で敗れたことに不満を抱いているようだ。その理由はスコアだけではなく、いくつかの判定にあるという。

試合終了のタイミングが物議を醸す

まず、フランソワ・ルテクシエ主審は、スペイン代表の選手とコーチ陣による時間稼ぎに対しカードを提示しなかった。さらに、選手の負傷や交代によりプレーが止まった時間があったにもかかわらず、追加タイムの4分が経過した瞬間に試合終了のホイッスルを吹いたのだ。

サッカーが腐敗している？

英日刊紙『ザ・サン』によると、イングランドのファンの一部はSNS上でスペイン代表や審判を強く非難しているという。あるファンは「スペインは数分間も時間稼ぎをして、追加タイムの4分間を終わらせようとしていた。サッカーは根底から腐敗している」と書いている。

時間稼ぎ

別のファンは「スペインは追加タイムの4分のうち少なくとも3分を時間稼ぎで費やした。それなのに、審判が4分ちょうどで笛を吹いたのは間違いだった」とスペイン代表と審判を批判している。

逆転の望みを打ち砕かれたイングランドファン

イングランドのファンの多くは、スペインに一歩及ばなかった事実を受け入れている。しかし、早すぎる試合終了の笛によって、自国の代表が逆転を果たす望みが打ち砕かれたと考えているファンもいるようだ。

「恥ずべきことだ」

『ザ・サン』によると、別のイングランドファンは「スペインが遅延行為を働き、しかも審判がその分の時間を考慮しなかったのは恥ずべきことだ」と投稿しているという。

試合巧者だったスペイン

試合終盤、スペインはあらゆる手段を使って時計の針を進め、イングランドの逆転の望みを徐々に潰していった。スペイン陣内でイングランドのブカヨ・サカと対峙したマルク・ククレジャが巧みにサカのファールを誘い時間を使った場面は、スペインの試合巧者ぶりを象徴していると言えるだろう。

追加タイムが影響を及ぼしたかは疑問

イングランド代表はワールドクラスのフォワードを数多く擁しているにもかかわらず、あまりチャンスを作ることができなかった。審判があと1、2分追加タイムをとっていたとしても、結果が変わっていたかは疑問である。

「あと少し及ばなかった」

2大会連続で優勝を逃し、批判を浴びているイングランド代表のガレス・サウスゲート監督。試合終了後のインタビューでは「最後の10分まで我々はうまく戦っていた。全員に申し訳ない気持ちだ。我々はあと少し及ばなかった」と悔しい心境を語っている。

判定は結果に影響を及ぼしたのか？

判定が結果に影響を及ぼしたのか、それともいずれにせよスペインが上回っていたのか。どちらにしても、イングランドは次の国際大会でリベンジを目指すことになるだろう。