「才能は天からの贈り物」:リオネル・メッシの知られざる秘密
21世紀最高のサッカー選手ともいえるリオネル・メッシ。本人はその才能について「神に選ばれた」と語っている。FCバルセロナとアルゼンチン代表で長らく10番を背負い、UEFAチャンピオンズリーグやワールドカップなどあらゆるタイトルを獲得してきたほか、最近行われたコパ・アメリカでも母国アルゼンチンを牽引している。
37歳になったリオネル・メッシは、アルゼンチン人ジャーナリストに対し「神が僕を選んでくれたから、こうして才能を持って生まれてくることができたんだと思う」と語り、話題になった。
「才能は天からの贈り物だと思う。僕はそれを最大限に活用するためにあらゆる努力をしてきた。でも実のところは、小さい頃からどのような選手になるのか定められていたのかもしれないね」とメッシは語った。
アルゼンチンのレジェンドであるメッシは、母国のクラブであるニューウェルズ・オールドボーイズでキャリアをスタート。その後、13歳にしてスペインの強豪FCバルセロナのユースチームに加入した。
メッシは、サッカー史上最も多くのタイトルを獲得した選手でもある。米放送局『ESPN』によると、2023年8月にはインテル・マイアミのリーグ制覇に貢献し、キャリア通算44個目のトロフィーを獲得した。
メッシはこれまでにバロンドールを史上最多の8度受賞し、ミスター・バロンドールとも呼ばれている。
稀代のスコアラー、創造的プレーの天才など、メッシを賞賛する表現は枚挙にいとまがない。サッカー専門サイト『トランスファーマルクト』によれば、メッシは現在でもラ・リーガ最多ゴール数(474)と、最多ハットトリック数(36)などの記録を保持している。
「僕を見るためにスタジアムを訪れる人もいる。初めは気づいていなかったけど、年齢を重ねるにつれてそのことを理解していったんだ」と『ESPN』にメッシは語っている。しかし、メッシも常に順風満帆だったわけではない。例えば、アルゼンチン代表では2021年にブラジルを破って自身初のコパ・アメリカ制覇を達成するまで、3回連続決勝で敗れている。
そのような困難な瞬間にも諦めずに乗り越える能力こそメッシの真の偉大さだろう。その根底には、サッカーへの愛と飽くなき情熱があるようだ。
「3歳か4歳の頃は、ワールドカップや数々のタイトルについても何も知らなかった。ただボールが好きで遊んでいたんだ。それが趣味だった。いつもボールを蹴ったり、一緒にプレーする人を探したりして過ごしていたね。それは天性のものかもしれない」とメッシはインタビューで語っている。
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