レアル・マドリードに移籍したエムバペの新ユニフォームに注文殺到
7月11日、レアル・マドリードは2024/2025年シーズンの新ユニフォームの販売を開始。ここにはもちろん、パリ・サンジェルマンから鳴り物入りで移籍したフランス代表のキャプテン、キリアン・エムバペのTシャツも含まれている。
エムバペは新天地で「背番号9」を選択。クラブ側とアディダスはむろんそのユニフォームに高い人気が集まることを想定し、クラブ史上稀にみる枚数の生産を行った。しかし、現実ははるかに上を行っていた。
画像:Web Real Madrid
新ユニフォームの販売が始まると「背番号9」は飛ぶように売れ、最初の24時間の売り上げはレアル・マドリードとアディダスの予測を大きく上回ったのだ。
レアル・マドリードの本拠地サンティアゴ・ベルナベウにあるオフィシャルショップは、背番号9のオフィシャルTシャツを買い求めようとするサポーターで文字通りあふれかえった。加えて公式ウェブサイトのオンラインショップにも世界各国から注文が殺到、かつてない過熱状況となった。
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新ユニフォーム発売の翌日にはレアル・マドリードとアディダスの売り上げ予想がきわめて「甘かった」ことが判明。現在、エムバペのTシャツ注文から受け取りまでは4~6週間となっている。
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ちなみにレアル・マドリードのユニフォームをオンライン注文した場合、通常は3日から4日で手元に届く。クラブ側ではエムバペのユニフォームについて大量発注を見込んで到着までの日数を3週間と想定していたが、実際はその倍近くとなった。
しかし、今すぐに背番号9のユニフォームを注文すれば8月中旬頃には商品が届くことになる。つまり、レアル・マドリードでのデビュー戦となるであろう来シーズン初戦、8月25日午後5時(現地時間)キックオフのバジャドリード戦には間に合うというわけだ。
ちなみにキリアン・エムバペのTシャツ価格はレアル・マドリードのウェブサイト(スペイン語版)で80ユーロから180ユーロだ。クラブはアディダスとの契約により、この価格の33%を受け取ることになっている。
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つまり、170ユーロのTシャツが100万枚売れたとすればその合計は1億7,000万ユーロであり、レアル・マドリードはその33%にあたる5,610万ユーロ(約95億円)を受け取る計算になる。
したがって、販売開始から24時間で100万枚が売れた場合、レアル・マドリードがエムバペ獲得のために支払った移籍金6,000万ユーロ(約100億円)はわずか一日で償却されることになる。すさまじいエムバペ効果と言うほかはない。
画像:Instagram - @k.mbappe