PSG退団が決定、レアル・マドリードへ?:キリアン・ムバッペの豪華きわまる新居探し
パリ・サンジェルマン(PSG)との契約終了が6月に迫ることから、退団を公表したキリアン・ムバッペ。新天地はレアル・マドリードというおっぱらのうわさだ。
地元スペインのメディア(『エル・パイス』紙と『ボスポプリ』紙)によると、ムバッペは早くもスペインの新居をおおよそ決めているようだ。その邸宅は、マドリード郊外の高級住宅街に位置するという。
それだけではない。『ボスポプリ』紙によれば、彼はその邸宅に加えてもう一つ別の豪邸を契約するところだという。
ひとつめの邸宅は、マドリード郊外の高級住宅街であるポスエロ・デ・アラルコンのラ・フィンカに位置する。クリスティアーノ・ロナウド、ベンゼマ、ガレス・ベイルなど、レアル・マドリードの錚々たるスター選手たちが住んでいた地区だ。
写真:Wikipedia
ムバッペはまた、マドリード北部のラ・モラレハという高級住宅地にも興味を持っている。『ボスポプリ』紙によると、その地に2軒目の購入を検討中だとか。ところでやはり気になるのは、ムバッペの新居購入予算はどのくらいか、ということである。
写真:Wikipedia
『エル・パイス』紙の見積もりによると、その地区で敷地面積1,000平方メートルの邸宅を購入するには、およそ800万ユーロから1,800万ユーロ(13億円から30億円)かかるという。
ともかく、レアル・マドリードのサッカー選手はそういうところに住むものなのだ。意匠を凝らした豪華な建築、ゆったりとしたプール、広大な庭……。ところで『ボスポプリ』によると、ムバッペはセルヒオ・ラモスの所有する邸宅を購入するかもしれないという。セルヒオ・ラモスはレアル・マドリードの選手だったが、現在はセビージャFCでプレーしている。
そのような邸宅の購入は難しいとしても、賃貸であればあるいは一般人でも手が届くのでは、と考える人もいるかもしれない。だが、『エル・パイス』紙の指摘によれば、月に400万円ほどの賃料は見ておく必要があるとのことで、やはり相当に裕福でないとむずかしいようだ。
ムバッペがそのような郊外の高級地区に居を定めようとしている理由のひとつは、セキュリティの高さである。犯罪件数などを見ると、スペインはさほど治安が悪い国ではないが、それでも用心しておくに越したことはない。
予算はムバッペにとって問題ではない。彼はヨーロッパの名門パリ・サンジェルマンで長年プレーしており、破格の報酬を得ていたのだ。欲しいものがあればいちいち値段を確かめるまでもない。
最新の『フォーブス』誌の報告によると、2023年にキリアン・ムバッペは広告収入と選手契約によって推定1億2000万ユーロ(約200億円)を稼いだという。
したがってムバッペのスペイン到着を待ちわびているのは、レアル・マドリードの関係者はもちろん、不動産エージェンシーということになるかもしれない。不動産契約が成立すれば、コミッションとしておよそ3.5%を得ることができるからだ。仮に総額が1,800万ユーロに達した場合、エージェンシーの手元には63万ユーロ(約1億円)が入ってくる計算になる。
レアル・マドリードでの活躍が期待されるキリアン・ムバッペだが、豪宅での優雅な暮らしも待っているのだ。