地球上でもっとも危険なスポーツはどれ?

スポーツするのも命がけ
ビッグウェーブサーフィン
グッズの進化改良
スケートボード
アメリカンフットボール
ラグビー
早すぎる死
ラフティング
ブルライディング
総合格闘技
ボクシング
オートバイのロードレース
モトクロス
自動車レース
スカイダイビング
ロッククライミング
他にはどんなスポーツがある?
スポーツするのも命がけ

スポーツにもいろいろな種類があり、その危険度もそれぞれだ。では、世界で一番危ないスポーツはいったいどれだろう?今回は危険極まりないスポーツをチェックしていこう。

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ビッグウェーブサーフィン

ビッグウェーブサーフィンはここ10年間で人気が高まったスリル満点のスポーツであり、世界中の命知らずたちを惹きつけている。海に呑まれる危険はあるが、30m級の波に乗る快感は他のスポーツではちょっと味わえない。

グッズの進化改良

現代ではインパクトベストをはじめとするすぐれた装備品が出回っているおかげで、ビッグウェーブサーフィンの死亡事故は減少している。マーヴェリックスの波で亡くなったマーク・フーや、ハワイで亡くなったトッド・チェイサーは、安全対策がほぼほぼなかった時代の伝説的ビッグウェーブサーファーたちなのだ。

スケートボード

スケートボードは間違いなく世界で最も人気のあるエクストリームスポーツの一つである。スケートボードを購入したら、あとは舗装路を好きなように滑るだけ、という気軽さも魅力的だ。ただ危険は至るところにあり、転倒が大けがに直結することもある。米疾病対策センター(CDC)によると、米国ではスケボー中の事故により毎年5万人が救急外来を受診しているという。

アメリカンフットボール

スポーツ情報サイト「Lines.com」によると、「メジャーな団体競技に関して言えば、最も危険とされるのはアメリカンフットボールをはじめとするコンタクトスポーツ(相手選手と激しくぶつかるスポーツ)」だという。アメフトでは脳震盪が起こるのは日常茶飯事で、首や脊柱周辺に障害が残るような怪我もしばしば見受けられる。スポーツ情報サイト「ESPN」によると、NFLの2022年シーズンでは全271試合で149件の脳震盪が記録されたという。

ラグビー

アメリカンフットボールと同じくラグビーにも怪我が多い。アメフトの選手はパッドやプロテクターで身体を保護しているが、ラグビーの選手はそのような防具なしで相手に体当たりをする。その点ではアメフトよりも危険といえるかもしれない。

早すぎる死

電子版『ガーディアン』紙は、『オブザーバー』紙の記事としてリチャード・ボードマン弁護士の言葉を伝えている。:「プロもアマチュアも含め、ここ10年ほどで400人を超えるラグビー選手が脳損傷やプレー中の事故によって早すぎる死を迎えていると考えられます」

ラフティング

ラフティングは家族向きのアクティビティかもしれないが、大怪我につながるリスクがあることも覚えておく必要がある。骨折だけでは済まないことも。早瀬でボートがひっくり返ると、水中で衝突事故が発生したり、そのまま溺れてしまったり、頭を何かに激しく打ちつけてしまうことも考えられる。

ブルライディング

ロデオの競技種目である「ブルライディング」は、文字どおり危険と隣り合わせの競技であり、だからこそ観客の興奮も相当なものである。「牡牛の体重は約800kgに及ぶので、背中から振り落とされると大変な目にあう」と、スポーツ情報サイト「Lines.com」は解説している。

総合格闘技

総合格闘技(MMA)はボクシングの親戚にあたるが、ボクシングよりも荒っぽい。その名のとおり、さまざまな格闘技がミックスされているMMAは、ときに血みどろの格闘になり、深刻な怪我にもつながりうる。ただ、相手の体の特定の箇所を狙うボクシングとは異なり、MMAではダメージが全身に分散される傾向があり、結果として死者の数は少なく済んでいるという。

ボクシング

ボクシングの歴史は古く、長い時を経て洗練されてきたその戦闘技術は「sweet science(妙なる技)」と称えられることもある。ただ、そうはいってもボクシングが暴力性の高い競技であることに変わりはない。ダメージはやはり頭部に集中しやすく、脳損傷が残ることで早すぎる死につながることもままある。スポーツ情報サイト「AS.com」によると、ボクシング関連の死者は、2000年から数えて33人にのぼるという。

オートバイのロードレース

オートバイのロードレースが危険なスポーツであることは一目瞭然だろう。クラスによっては時速200kmのレースが繰り広げられる。転倒すればもちろん無事ではすまない。

モトクロス

オフロードコースを周回するモトクロスもまた危険なスポーツだ。スピードを追求すればするほどクラッシュの危険性が高まり、一瞬の油断が命取りになる。ライダーにはかなりの運動量と集中力が必要とされる。

自動車レース

オートバイのレースと同じく、自動車レースもわずかなミスが命取りになる。ドライバーは安全装備に守られているとはいうものの、マシンの走行速度が時速およそ370kmに達するF1のレースで事故が起きた場合、大惨事になる可能性はやはり高い。

スカイダイビング

スカイダイビングは見るからに危険なスポーツである。「Lines.com」によると、「スカイダイビング関連の死亡事故はふつうに考えられているよりも少ないが、しかし上空数千フィートの飛行機からパラシュートひとつで飛び降りる以上、死のリスクは常に付きまとう」という。2023年、米国ではスカイダイビングの事故による死者数は10人に上った。10万回のダイビングで0.27人が亡くなった計算になる。

ロッククライミング

ロッククライミングはダイナミックで爽快なスポーツであり、高い集中力と身体能力、そして極めて高い登攀テクニックが求められる。この分野で名高いのがアレックス・オノルドで、彼は2017年にヨセミテ国立公園エル・キャピタンのフリークライミングに挑戦したが、その挑戦に密着したドキュメンタリー映画によって広く知られるようになった。オンラインプラットフォーム「Gitnux」によると、2023年にはロッククライミングの死亡事故が30件に達したという。

写真:Youtube - National Geographic 'Free Solo'

他にはどんなスポーツがある?

世界を見渡せば、危険なスポーツは世界にほかにもまだたくさんあることだろう。ご存じの方や心当たりのある方は、ぜひコメント欄に書き込みをお願いしたい。

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