世界で最も収容人数の多いサッカースタジアムTOP10
サッカーを始めとする人気スポーツは、古代ローマの「コロッセオ」を現代に再現したような大型スタジアムで行われることが多い。
ここでは主要なサッカー戦に使用される、各国を代表するスタジアムTOP10をみていこう。
収容人数:8万2500
メットライフ・スタジアムは、プロアメリカンフットボールNFLのニューヨーク・ジャイアンツとニューヨーク・ジェッツのホームスタジアムだが、サッカーの国際試合も頻繁に開催されている。
これまでアルゼンチン対ブラジルをはじめとする国際親善試合が行われたが、ここで行われた競技試合はコパ・アメリカ・センテナリオのみだ。ただし、2026年のワールドカップでは決勝戦開催地となる予定だ。
収容人数:8万5000
サッカー・インド代表の国際親善試合が行われる場所が、インドのコルカタにあるソルトレイク・スタジアム。かつては12万人収容という世界最大規模を誇ったが、改修を経て収容人数を抑えつつ安全性の高いスタジアムとなった。
大半のサッカースタジアムとは異なり、ソルトレイク ・スタジアムは、イースト・ベンガルFC、モフン バガンAC、パリアン・アローズ、プラヤグ・ユナイテッドなど複数のチームのホームスタジアムとなっている。
収容人数:8万6000
カイロ国際スタジアムやムバーラク国際スタジアムとともに、2010 FIFAワールドカップ招致運動の一環として建設されたスタジアム。
このスタジアムは主にサッカーエジプト代表戦の舞台として使用され、エジプト・プレミアリーグの試合などにも使用されている。
収容人数:8万7411
クアラルンプールにある国立競技場で、サッカーマレーシア代表のホームスタジアム。マレーシアFAカップやマレーシアカップが開催される。
1998年に完成したブキット・ジャリル国立競技場は、コモンウェルスゲームのメイン会場となり、マンチェスター・ユナイテッド、リバプール、チェルシー、アーセナルといったイギリスの主要クラブを魅了、そのアジアツアーで使用されるようになった。
収容人数:8万7523
マラドーナが「神の手」を繰り出した場所として、とりわけイギリスのサッカーファンの間で有名なスタジアム。メキシコシティにあり、1970年と1986年という2度のFIFAワールドカップが開催された。
エスタディオ・アステカは、メキシコのクラブ・アメリカのホームスタジアムで、メキシコ代表戦も行われる。1970年と1986年のワールドカップに加え、2026年のワールドカップでも試合が予定されていることから、史上初めて3回のワールドカップ試合が行われるスタジアムとなる。
収容人数:9万
「サッカーの聖地」と称される、ロンドンにあるスタジアム。2007年に改修工事が完了し、FAカップの決勝戦(チェルシー対マンチェスター・ユナイテッド)でグランドオープンした。
ウェンブリー・スタジアムは、サッカーイングランド代表の公式戦のほか、FAカップの準決勝および決勝、UEFAチャンピオンズリーグの決勝、FAコミュニティ・シールドを含むイギリス国内のすべての決勝戦の舞台となっている。
収容人数:9万2542
ローズボウルは、主にNFLの会場として知られているが、1994年のFIFAワールドカップ、そして1999年のFIFA女子ワールドカップの決勝戦に使用され、男子・女子共にワールドカップの開催地となった唯一のスタジアムとなった。
スタジアムはアメリカ合衆国国定歴史建造物に指定されている。アメリカのカレッジフットボールの試合ローズボウルが毎シーズン開催されることから、ローズボウル・スタジアムと呼ばれるようになった。
収容人数:9万4736
南アフリカ共和国サッカー代表やラグビーチームが使用し、カイザー・チーフスFCの本拠地でもある。
FNBスタジアムは1996年と2013年にアフリカネイションズカップの決勝の地となったほか、南アフリカ共和国開催の2010 FIFAワールドカップで決勝戦が行われた。
収容人数:9万9354
FCバルセロナの本拠地として1957年に開場。1999年のUEFAチャンピオンズリーグの決勝で起こった史上最大の逆転劇、「カンプ・ノウの奇跡」の舞台となった。
カンプ・ノウでは、1992年のバルセロナオリンピック、2回のチャンピオンズリーグ決勝、1982 FIFAワールドカップが開催された。
収容人数:15万
秘密主義を通す北朝鮮が擁するスタジアム、その使用目的を正確に知ることはむずかしい。しかし、サッカー男子代表、女子代表の本拠地となっているようだ。
このスタジアムは世界最大級の多目的競技場であり、サッカーにとどまらず体育祭や芸術祭、毎年開催されるアリラン祭も開催されている。