海外のサッカーリーグで活躍する日本人選手たち
近年、日本のサッカーは国際舞台でもめきめきと存在感を増しており、最近は海外のクラブで活躍する日本人選手も多い。往年のレジェンドから現役で活躍している選手まで、代表的な日本人プレーヤーをまとめてチェックしてみよう。
フォワードの南野拓実は日本ではセレッソ大阪に所属していたが、欧州ではまずはオーストリアのレッドブル・ザルツブルクでの活躍で名を挙げた。
イギリスのリヴァプールFCに移籍してからは55試合出場14ゴールを決めている。2022年からはリーグ・アンのASモナコに所属している。
レジェンドという言葉はこの人のためにあると言っても過言ではないのが三浦知良だ。全盛期にはフォワードとして数々のゴールを決め、56歳となったいまでも現役でプレーを続けている。
代表戦の出場数は89試合に及び、55得点を獲得している。日本はもとよりブラジルやイタリア、クロアチア、オーストラリア、ポルトガルと幅広い国のクラブでプレー。現在はポルトガル2部リーグのUDオリヴェイレンセ所属だ。
続いては、マンチェスター・ユナイテッドFCでのプレー経験もある香川真司。
マンチェスター・ユナイテッドでは苦労した香川だったが、ドイツのボルシア・ドルトムントや日本のセレッソ大阪では活躍を見せ、いまでも日本最高峰の選手の地位を守っている。
時代こそ遡るが、同じく日本最高峰の選手だったのが釜本邦茂だ。
時代もあり、海外クラブでの活躍こそないものの、代表戦での記録は84試合80得点。これは現在でもサッカー日本代表における単独最多得点記録となっている。
中村俊輔も忘れる訳にはいかない。「黄金の左足」を持つとまで言われた選手だ。
その二つ名の示す通り、特筆すべきはセットプレーでの決定力。全盛期にはセルティックFCで数々の名ゴールを決めている。
長谷部誠はVfLヴォルフスブルクやアイントラハト・フランクフルトなどドイツのクラブで活躍している選手。
日本代表チームでは長年キャプテンを務めたほか、2008-09シーズンにはブンデスリーガでヴォルフスブルクの優勝に貢献した。39歳となったいまもアイントラハト・フランクフルトで現役を続けている。
左足が持ち味の選手といえば、本田圭佑も挙げない訳にはいかない。
本田はオランダのVVVフェンローやロシアのCSKAモスクワなどでプレーした後、キャリアの全盛期をイタリアの名門ACミランで迎えている。
同じくイタリアで活躍したのが中田英寿だ。
最初は日本のベルマーレ平塚でプレーしていたが、その後イタリアのペルージャ・カルチョに移籍。そこからASローマやACパルマ、ボローニャFC、ACFフィオレンティーナとイタリアの多くのクラブで活躍。選手としてのキャリアの最後はイングランドのボルトン・ワンダラーズFCで迎えた。2000-01シーズン、ASローマ所属時にはセリエA優勝を果たし、翌シーズンにはACパルマでコッパ・イタリア優勝もしている。
小野伸二は日本でも輝かしい成績を残しているが、国際的にはなんといってもオランダの名門フェイエノールト時代が記憶されている。
フェイエノールト時代、2001-02シーズンにはドイツの強豪ボルシア・ドルトムントを決勝で下して欧州カップ優勝を果たしている。
ディフェンダーの吉田麻也は主要大会での代表歴も多く、長谷部誠が代表を引退してからはキャプテンも務めている。
当初は名古屋グランパスエイトでプレーしていたが、のちにオランダのVVVフェンローに移籍。その後イングランドのサウサンプトンFCやイタリアのUCサンプドリア、ドイツのシャルケ04などでプレー。現在はアメリカのロサンゼルス・ギャラクシーに所属している。
日本最高のミッドフィールダーのひとり、稲本潤一。2002年のワールドカップでは大活躍だった。
稲本はガンバ大阪時代を経てから、イングランドのアーセナルFCで欧州デビュー。アーセナルではいまひとつだったが、その後フラムFCに移籍し活躍。トルコのガラタサライSKやドイツのアイントラハト・フランクフルトなどでのプレー歴がある。