サッカークラブのオーナーの保有資産ランキング:世界的資産家が勢ぞろい

サッカークラブのオーナーたち
10位:ディートマー・ホップ(ドイツ:ホッフェンハイム)
地元クラブの発展に貢献
9位:ジョー・ルイス(イギリス:トッテナム・ホットスパー)
チームをプレミアリーグの強豪に
8位:ナセフ・サウィリス(イギリス:アストン・ヴィラ)
アストン・ヴィラをプレミアリーグの強豪に
7位:シャヒド・カーン(イギリス:フラムFC)
自動車業界で財産を築く
6位:スタン・クロエンケ(イギリス:アーセナルFC)
多くのスポーツクラブを経営
5位:フィリップ・アンシュッツ(アメリカ:LAギャラクシー)
MLSの共同創設者でもある
4位:デイビッド・テッパー(アメリカ:シャーロットFC)
MLSとNFLのチームを所有
3位:フランソワ=アンリ・ピノー(フランス:スタッド・レンヌ)
高級ブランドを束ねるCEO
2位:ジム・ラトクリフ(イギリス:マンチェスター・ユナイテッド/フランス:OGCニース)
マンチェスター・ユナイテッドとOGCニースの経営権を保有
1位:シェイク・マンスール(イギリス:マンチェスター・シティ)
マンチェスター・シティを世界トップレベルの強豪に導く
サッカークラブのオーナーたち

大資産家のなかには、ひとりのファンとしてサッカーを楽しむだけでなく、オーナーとして強豪クラブの経営に乗り出す人たちもいる。米誌『フォーブス』による2024年の億万長者ランキングをもとに、クラブオーナーの純資産をランキング形式で見ていこう。

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10位:ディートマー・ホップ(ドイツ:ホッフェンハイム)

クラブ:ホッフェンハイム

純資産:51億ドル(約8,000億円)

地元クラブの発展に貢献

ソフトウェア大手SAPの共同創業者ディートマー・ホップは、自身の財産をドイツのサッカーの振興に充ててきた。同氏は地元クラブであるホッフェンハイムの経営権を取得して以降、積極的に出資し、チーム強化に貢献してきた。その結果、ホッフェンハイムはブンデスリーガ1部でプレーする名門の仲間入りを果たしている。

9位:ジョー・ルイス(イギリス:トッテナム・ホットスパー)

クラブ:トッテナム・ホットスパー

純資産:63億ドル(9,857億円)

チームをプレミアリーグの強豪に

イギリスの実業家ジョー・ルイスは金融業界で成功を収め、自身が経営するタヴィストック・グループの成功により億万長者となった。同氏は2000年代初めにトッテナム・ホットスパーFCを買収。それ以来、同クラブはプレミアリーグの強豪として、UEFAチャンピオンズリーグなどの大会でも好成績を残している。ジョー・ルイスの堅実な経営の結果が出ていると言えるだろう。

8位:ナセフ・サウィリス(イギリス:アストン・ヴィラ)

クラブ:アストン・ヴィラ

純資産:78億ドル(約1兆2,246億円)

アストン・ヴィラをプレミアリーグの強豪に

エジプト出身の億万長者で、アフリカで最も裕福な人物の一人であるナセフ・サウィリスは、エジプトの大手建設会社オラスコムの経営者。同氏は2018年、アメリカ人のビジネスパートナー、ウェス・エデンスとともにアストン・ヴィラを買収。クラブを毎年プレミアリーグ上位を維持する強豪へと引き上げた。

7位:シャヒド・カーン(イギリス:フラムFC)

クラブ:フラムFC

FC純資産:135億ドル(約2兆1,126億円)

自動車業界で財産を築く

パキスタン系アメリカ人のシャヒド・カーンは、大手自動車部品メーカーであるフレックス・アンド・ゲートのオーナー。NFLのジャクソンビル・ジャガーズのオーナーでもある同氏は、2013年にフラムFCを買収。チームは競争の激しいプレミアリーグで多くのメガクラブとも渡り合っている。

6位:スタン・クロエンケ(イギリス:アーセナルFC)

クラブ:アーセナルFC

純資産:168億ドル(約2兆5,457億円)

 

多くのスポーツクラブを経営

スタン・クロエンケは不動産とスポーツフランチャイズを通じて財産を築いた経営者。アーセナルのほかにも多数のスポーツチームを所有している。自身の経営するクロエンケ・スポーツ&エンターテインメントは、NFL、NBA、NHLのチームの経営権を保有。クロエンケのオーナーとしての態度は、一部のアーセナルサポーターから批判も受けてきたが、それでもチームはプレミアリーグの強豪として素晴らしい成績を残している。

5位:フィリップ・アンシュッツ(アメリカ:LAギャラクシー)

クラブ:LAギャラクシー

純資産:169億ドル(約2兆6,037億円)

MLSの共同創設者でもある

フィリップ・アンシュッツは、エンターテイメントやエネルギー、不動産、物流といった様々な業界にまたがって多角経営を行うアメリカ出身の資産家。同氏はメジャーリーグサッカー(MLS)の共同創設者であり、その立ち上げを支援した主要な投資家の一人。自身も米国で最も人気のあるクラブ、LAギャラクシーを保有している。

4位:デイビッド・テッパー(アメリカ:シャーロットFC)

クラブ:シャーロットFC

純資産:213億ドル(約3兆3,613億円)

MLSとNFLのチームを所有

米国でヘッジファンドであるアパルーサ・マネジメントを設立し、億万長者となったデビッド・テッパー。積極的な投資戦略で知られる同氏は、NFLチームのカロライナ・パンサーズのオーナーを務める一方、メジャーリーグサッカーにシャーロットFCを新設。サッカークラブのオーナーになった。

3位:フランソワ=アンリ・ピノー(フランス:スタッド・レンヌ)

クラブ: スタッド・レンヌ

純資産: 214 億ドル(約3兆3,484億円)

高級ブランドを束ねるCEO

フランソワ=アンリ・ピノーはフランス出身の億万長者で、グッチ、サンローラン、バレンシアガを含む世界的な高級ブランドを束ねる複合企業ケリングのCEO 。リーグ・アンの名門スタッド・レンヌのオーナーとして、フランス国内のスポーツ振興にも努めている。

2位:ジム・ラトクリフ(イギリス:マンチェスター・ユナイテッド/フランス:OGCニース)

クラブ:マンチェスター・ユナイテッド(株式の27.7%)、OGCニース(株式の17%)

純資産:266億ドル(約4兆860億円)

画像:写真一番左がジム・ラトクリフ

マンチェスター・ユナイテッドとOGCニースの経営権を保有

化学大手イネオスの創業者で、英国で最も裕福な人物の一人として知られるジム・ラトクリフは、サイクリング、セーリングといったスポーツにも積極的に投資。英紙『エコノミスト』の報道によると、同氏はサッカーへの進出を目指して、フランスとイングランドで名門サッカークラブの経営権を取得した。

1位:シェイク・マンスール(イギリス:マンチェスター・シティ)

クラブ:マンチェスター・シティ

純資産:300億ドル(約4兆7,164億円)

 

マンチェスター・シティを世界トップレベルの強豪に導く

UAEのアブダビ王族の一員であるシェイク・マンスールは、石油関連業と投資で莫大な財産を成した。2008年にマンチェスター・シティを買収して以来、積極的な投資を敢行。数々の有名選手を獲得し、練習場やスタジアムを拡充するなど、クラブと地元コミュニティの両方に多額の投資を行い、クラブを世界トップレベルの強豪へと変貌させた。

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