今年の日本スポーツ賞に選ばれたのはだれ?
読売新聞によれば、同社が主催する第72回日本スポーツ賞の選考会が12月14日に行われ、大賞・特別賞・奨励賞がそれぞれ選出されたという。この賞は1年間でもっともめざましい活躍を見せたアスリートたちに贈られるものだが、一体だれの手に渡ったのだろうか?
では、順に見てゆこう。2023年の栄えある大賞に輝いたのは、3月に行われた「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」で無敗の活躍を見せ、3大会ぶり3度目となる優勝を果たした「侍ジャパン」だ。
なかでも、投打の両面で活躍した大谷翔平選手は、文句なしの大会MVPを獲得。12月には、これまで所属していたエンゼルスからドジャースへの移籍が発表され、ふたたび注目の的となっている。
続いて、特別賞に選ばれたのは女子やり投げの北口榛花(きたぐち・はるか)選手だ。2023年8月にブダペストで開催された世界陸上競技選手権大会に出場、フィールド競技では日本勢女子初となる金メダルを獲得した。
NHKによれば、北口選手はこの活躍によってパリ五輪の切符を手に入れたとのこと。日本ではこれまであまり注目されてこなかったやり投げという競技だが、北口選手の登場でいまやスポーツファンの視線は釘付けとなっている。
一方、奨励賞は女子レスリングの藤波朱里(ふじなみ・あかり)選手に決定。20歳の若さだが、公式選における連勝記録で吉田沙保里選手を破り大きな話題に。『日本経済新聞』によれば、10月に開催された杭州アジア大会で金メダルに輝き、130連勝目を飾ったとのこと。
さらに、2023年9月にベオグラードで開催されたレスリング世界選手権でも、フリースタイル53キロ級で金メダルに輝き、パリ五輪への出場権を手にしている。
日本のお家芸ともいえる野球はもちろんのこと、幅広い競技で新進気鋭の選手たちが快進撃をくりひろげているとあれば、来年のスポーツ界も盛り上がること間違いなしだ。