元フィギュア五輪代表アレクサンドラ・ポール(31)、トラック事故で死亡
カナダ出身の元フィギュアスケート選手、アレクサンドラ・ポールが交通事故により悲劇的な死を遂げたことを『スカイニュース』が報じた。
カナダ警察によれば、オンタリオ州メランクソンで道路に停止していた車列にトラックが突っ込み、アレクサンドラ・ポールの車を含む複数の車両が事故に巻き込まれた。
トラック事故後、アレクサンドラ・ポールの死亡が確認された。わずか31歳だった。
事故当時、アレクサンドラ・ポールはまだ乳児の息子とともに車中にいた。息子チャールズは地元の小児病院でケガの手当てを受けており、命に別状はないという。
「アレクサンドラ・ポールの遺産は、彼女の恋人であり息子チャールズの父親でもあるパートナーのミッチェル・イスラムに受け継がれます。二人はフィギュアスケート選手としてデュオを組み、数多くの大会で大きな成功を収めました」と記事は綴っている。
アレクサンドラ・ポールとミッチェル・イスラムは2014年のソチ冬季オリンピックに出場、その2年後の2016年に引退を発表した。
「カナダスケート連盟は、スケート界の大切なメンバーであったアレクサンドラ・ポールの突然の死を深い悲しみとともにお知らせいたします」
「リンクの上でも外でも輝きを放つスターだったアレクサンドラ、そのストイックな取り組みと情熱、卓越した才能はフィギュアスケート界に忘れがたい足跡を残しました」
「アレクサンドラによるスポーツへの多大な貢献、そして周囲に示した友情とスポーツマンシップを忘れることはできません。彼女は熟練したアスリートであっただけでなく、アイススケートを志す選手たちの手本そのものであり、困難を克服する力や忍耐力、スポーツマンシップという価値観を示してくれました」
「アレクサンドラのご家族、ご友人、そしてこの困難な時代にアレクサンドラと出会うことのできたすべての人にお悔やみを申し上げます」とカナダスケート連盟は締めくくった。