サッカー大国スペイン：史上最高のスター選手たち

スペインは歴史あるサッカー文化とスター選手がそろった世界に名だたるサッカー王国だ。今回はスペインから史上最高のサッカー選手たちを紹介していこう。

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驚異的なテクニックと視野の広さで知られ、長年にわたり FCバルセロナに勝利をもたらしたアンドレス・イニエスタ。2010年に南アフリカで開催されたFIFAワールドカップでは決勝ゴールを挙げ、スペイン代表を初優勝へと導いた。FC退団後は日本に拠点を移し、最近になりヴィッセル退団を発表した。

レアル・マドリードの象徴だったラウル・ゴンサレス・ブランコはクラブ最多、323ゴールという記録の持ち主だった（その後クリスティアーノ・ロナウドに更新される）。レアル・マドリードで6回のラ・リーガ優勝と3回の欧州チャンピオンズリーグ優勝を果たしたほか、スペイン代表でも当時の歴代最多得点記録である44得点を挙げた。

レアル・マドリードのもう一人のレジェンドがフェルナンド・イエロだ。守備の要として公式戦601試合に出場、127ゴールを記録した。3回の欧州チャンピオンズリーグ優勝や5回のラ・リーガタイトルなど栄えあるトロフィーを手にした。

ラ・リーガ歴代最多出場記録（622試合）を誇る、スペイン随一のゴールキーパー。スペイン代表では126試合、FCバルセロナでは494試合に出場した。

FCバルセロナの育成組織、ラ・マシア出身のセスク・ファブレガスは、若くしてアーセナルでブレイクした。さらにFCバルセロナとチェルシーに所属して成功を収め、2010年のワールドカップでもスペイン代表のひとりとして優勝に貢献した。

洗練されたプレーとはいえないかもしれないが、豊富な運動量と驚異的なパワーで、だれもが一緒にプレーしたいと思うDFだったプジョル。FCバルセロナで数々のトロフィーを獲得し、スペイン代表としても活躍をみせた。

正確なパスとエレガントなプレースタイルで知られるシャビ・アロンソは、リヴァプール、レアル・マドリード、バイエルン・ミュンヘンと名門を渡り歩いた。スペイン代表としても114試合に出場し、16ゴールを記録している。

マンチェスター・ユナイテッドでキャリアをスタートさせ、FCバルセロナで長年活躍したジェラール・ピケは、スペイン史上最高のセンターバックの一人だ。私生活では世界的な歌姫シャキーラとの関係で知られたが、自身の不倫から破局。

長身ながら高い技術を持つ世界最高峰のアンカーで、FCバルセロナとスペイン代表の中盤を長年にわたって支えた。2010年のFIFAワールドカップをはじめ、数々のトロフィーを獲得。

レアル・マドリードのトップメンバーの一人で4回の欧州チャンピオンズリーグ優勝に貢献。スペイン代表としても2008年と2012年のUEFA欧州選手権、2010年のFIFAワールドカップで優勝を果たした。レアル・マドリードのイメージが強いが、セビージャFCの下部組織出身であることを誇りに感じている。

スペイン史上最高のゴールキーパーであるイケル・カシージャスは、レアル・マドリードとスペイン代表で素晴らしい活躍をし、多くのトロフィーを獲得した。

バレンシアで頭角を現し、2010年にFCバルセロナに引き抜かれたダビド・ビジャは、スペイン代表歴代最多得点記録保持者だ。南アフリカで開催されたワールドカップでも大きな成功を収めた。2018年にヴィッセル神戸への加入を発表。翌年に天皇杯で優勝した後、現役を引退した。

レアル・マドリードの黄金期に多大な貢献をしたエミリオ・ブトラゲーニョ。171得点をあげ、レアル・マドリードの歴代得点王トップ10に入っている。

史上最高のミッドフィルダーの一人、史上最高のスペイン人選手とも称されるシャビ・エルナンデス。FCバルセロナの育成アカデミー出身で、同クラブが伝統とするプレースタイルを体現、FCバルセロナだけでなくスペイン代表でも活躍した。正確なパスとテンポの緩急を得意としている。

50年代にレアル・マドリードの一員として、6度のチャンピオンズリーグ、12度のラ・リーガ制覇を経験した伝説的フォワード。現在でもこの記録は破られていない。加速力で知られるヘントは、レアル・マドリードで600試合に出場し、182のゴールを記録した。

1960年にスペイン出身の選手として初めてバロンドールを受賞したルイス・スアレス・ミラモンテス。FCバルセロナとインテルで活躍したスペイン最高のミッドフィールダーの一人だ。セリエAで、2度のUEFAチャンピオンズカップ、3度のリーグタイトルを獲得した。

アスレティック・ビルバオで3シーズン連続で得点王となったテルモ・サラは、1950-51シーズンに30試合で38得点を挙げ、1シーズン最高得点数を記録した。彼の死後、スポーツ紙がシーズン最多得点を挙げたスペイン人に「サラ賞」を贈るようになった。

4度のプレミアリーグ優勝を果たし、マンチェスター・シティの象徴となったダビド・シルバ。カナリア島出身のミッドフィールダーで、スペイン代表としては2010年のワールドカップ、2008年と2012年の欧州選手権で優勝、125試合に出場している。

リヴァプールFCで活躍し、142試合に出場して81ゴールを挙げた。スペイン代表でも定期的にゴールを決め38得点を記録している。2008年と2012年の欧州選手権、2010年のワールドカップでの優勝に貢献した。2018年にはサガン鳥栖に加入し、2019年に引退。

アルゼンチン生まれだが、スペインとレアル・マドリードに深い関わりを持つ。スペイン代表のフォワードとして31試合に出場し、23ゴールを記録。レアル・マドリード在籍時は、5年連続で欧州カップを獲得し、2度のバロンドール（1957年と1959年）を手にした。

1960年代に活躍したレアル・マドリード黄金期のエースストライカー。リーグ優勝9回、UEFAチャンピオンズリーグ優勝などの他、スペイン代表としても42試合に出場し11得点を挙げた。