史上最高の名ボクサーはだれ?:ボクシング史に輝く16人の王者たち

史上最高のボクサーはだれ?
ジョー・フレージャー
サンディ・サドラー
トニー・カンゾネリ
ジミー・マクラーニン
ロッキー・マルシアノ
バーニー・ロス
ジョージ・フォアマン
フリオ・セサール・チャベス
ジミー・ワイルド
アーチー・ムーア
サム・ラングフォード
ロベルト・デュラン
ジョー・ルイス
モハメド・アリ
ウィリー・ペップ
シュガー・レイ・レナード
名ボクサーは他にもたくさん
史上最高のボクサーはだれ?

史上最高のボクサーを決めるのは簡単ではない。勝率や人気、キャリアの長さなど考慮すべき要素が多いため、どうしても主観的にならざるを得ないのだ。そこで、今回はボクシング100年の歴史に名を刻んだつわものたち16人をご紹介しよう。

 

 

 

ジョー・フレージャー

米国を代表するヘビー級ボクサー、”スモーキン”・ジョー・フレージャー(31勝4敗1引き分け)。1971年に行われたモハメド・アリとの名勝負で有名だ。この試合は「世紀の一戦」とされ、世界中でテレビ中継されるほどだった。その後、フレージャーは1973年までヘビー級王者のタイトルを保持していたが、若きジョージ・フォアマンにKOで倒されてしまった。スポーツ専門サイト「Bleacher Report」はこの試合を「リングファイト・オブ・ザ・イヤー」と評している。

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サンディ・サドラー

ボストン出身の名ボクサー、サンディ・サドラー(144勝16敗2引き分け)。1940年代後半のフェザー級チャンピオンで、ライバルのウィリー・ペップとは激しい頂点争いを繰り広げた。ブリタニカ百科事典は2人の関係について、米国のボクシング史上もっとも素晴らしいライバル同士だったとしている。

 

 

 

トニー・カンゾネリ

フェザー級、ライト級、スーパーライト級という3つの階級で世界王者となったトニー・カンゾネリ(141勝24敗10引き分け)。

ジミー・マクラーニン

1923年から1936年にかけてライト級とウェルター級の世界王者に君臨したジミー・”ベイビーフェイス・アサシン”・マクラーニン(51勝11敗3引き分け)。「Bleacher Report」いわく、キャリアは短かったが、ボクシング史上五指に入る名選手だとのこと。

ロッキー・マルシアノ

イタリア系米国人ボクサーのロッキー・マルシアノ(49勝0敗)。キャリアが短かったためボクシング史における扱いは軽くなりがちだが、全勝無敗のまま引退したという伝説のボクサーだ。スポーツ専門チャンネル「ESPN」によれば、全勝無敗を貫いたヘビー級王者はマルシアノだけだという。8年間現役ボクサーとしてリングに上がった後、1955年に引退した。

 

 

バーニー・ロス

ウェルター級王者として知られるバーニー・ロス(74勝4敗3引き分け)。キャリアを通して81試合を戦い、一度もKO負けを喫したことがない。さらに、トニー・カンゾネリやジミー・マクラーニンといった強敵たちを相次いで打ち破ったことでも有名だ。

ジョージ・フォアマン

ボクシング史上屈指のヘビー級王者、ジョージ・フォアマン(76勝5敗)。プロ転向後4年足らずでヘビー級のライバルたちを次々に打ち破り、あっという間にチャンピオンになってしまったのだ。モハメド・アリとの名勝負で有名。さらに、45歳のときに王者に返り咲いたことで、ヘビー級では史上最年長のチャンピオンとしても名を残している。

 

フリオ・セサール・チャベス

メキシコが生んだ最高のボクサーと称されることも多いフリオ・セサール・チャベス(108勝6敗2引き分け)。キャリア初期には、87戦無敗という輝かしい記録を打ち立てている。粘り強さが持ち味の勇猛なファイターだった。

ジミー・ワイルド

ヨーロッパ史上最高のボクサーのひとりと目されるジミー・ワイルド(132勝4敗1引き分け)。初代世界フライ級王者となったほか、欧州では様々なタイトルを手にしている。

 

アーチー・ムーア

ボクシング史上最長のキャリアを誇るアーチー・ムーア(185勝23負け10引き分け)。歳を重ねても衰えない強さから”オールド・マングース”の異名をとったほか、ライトヘビー級では史上最高のボクサーだと考えるファンも多い。

 

サム・ラングフォード

パワフルなパンチを繰り出して19世紀末から20世紀初頭のボクシング界を席巻したサム・ラングフォード(179勝30敗40引き分け)。「Bleacher Report」によれば、当時のボクシング界は人種差別的であり、ラングフォードとの対戦を避ける白人ボクサーが多かったため、その功績は見逃されがちだという。それでも、5度にわたって「世界有色人種ヘビー級王者」の地位にあった。

 

ロベルト・デュラン

”石の拳”という異名をとるロベルト・デュラン(103勝16敗)。攻撃的なスタイルで4つの階級を制覇した世界王者だ。シュガー・レイ・レナードを破った最初のボクサーとなったほか、50年を超える長いキャリアを通じて103勝を挙げるという偉業を成し遂げている。

 

ジョー・ルイス

”ブラウン・ボマー”ことジョー・ルイス(66勝3敗)。並外れたテクニックと勇猛さのコンビネーションでヘビー級王者にのし上がると、25回にわたってタイトル防衛に成功した。人種差別的だった米国のボクシング界にあって、誰もが認めるスターとなった最初のアフリカ系ボクサーだとされている。

 

モハメド・アリ

史上もっとも偉大なヘビー級ボクサーとの呼び声が高いモハメド・アリ(56勝5敗)。ユニークなスタイルと派手なトークで、1960年代のポップカルチャーを代表する人物となった。22歳の若さでソニー・リストンに挑戦し、ヘビー級王座のタイトルを奪取。ジョー・フレージャーとの伝説的な3連戦や、コンゴ民主共和国で奇跡的にジョージ・フォアマンを破った一戦など、名勝負には事欠かない。

ウィリー・ペップ

ボクシング史上稀に見る身軽さと粘り強さが持ち味のウィリー・ペップ(229勝11敗1引き分け)。ペップの打ち立てた229勝という記録を更新するプロボクサーは今のところ現れていない。「Bleacher Report」いわく、デビュー後最初の62試合は連戦連勝するなど、フェザー級王者として華々しい活躍を見せた。1948年にサンディ・サドラーに王座を奪われたものの、その後、返り咲きを果たしている。サドラーとは相性が悪かったのか1勝3敗と押され気味だが、その他の相手には圧倒的な強さを誇っていた。

 

シュガー・レイ・レナード

1977年から20年間にわたって米国のボクシング界を牽引したシュガー・レイ・レナード(36勝3敗1引き分け)。つわもの揃いの時代にあって5つの階級で世界王者に登りつめ、挑戦者たちを寄せ付けなかった。

 

名ボクサーは他にもたくさん

あなた一押しのボクサーは今回ご紹介したリストに入っていただろうか?「意義あり!」という方はコメント欄でお気に入りの選手を挙げて欲しい。

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