サッカー界の黒船、サウジリーグに移籍した選手まとめ
2023年のサッカー移籍市場は無尽蔵の資金力を持った黒船、サウジアラビアの参戦が印象的だった。クリスティアーノ・ロナウドのサウジリーグへの電撃移籍から半年、ほかにどんな選手がサウジ入りしたのか、チェックしてみよう。
レアル・マドリードで大活躍し、2022年にはバロン・ドールも獲得したカリム・ベンゼマ。今年はサウジアラビア1部アル・イテハドに移籍し新たなキャリアを歩み始めている。
土壇場になってエンバペ残留が決まったパリ・サンジェルマンFCだが、同クラブに所属していたネイマールはサウジ入り。1部リーグのアル・ヒラルに移籍した。
スペインリーグでセビージャFCに所属し、モロッコ代表でも活躍していたゴールキーパー、ボノ(ヤシヌ・ブヌ)もアル・ヒラルに移籍した。
FCバイエルン・ミュンヘンではいまひとつだったサディオ・マネだが、今季からはサウジ1部アル・ナスルでロナウドのチームメイトだ。
かつてリヴァプールFCでマネの相棒でもあったロベルト・フィルミーノもサウジアラビアリーグのアル・アハリFCへ移籍、開幕節ではハットトリック達成とはやくも活躍をみせている。
マンチェスター・シティFCでチャンピオンズリーグ優勝にも貢献したリヤド・マフレズもサウジ移籍組の一人。移籍先はフィルミーノと同じくアル・アハリFCだ。
同じくマンチェスター・シティFCでディフェンダーを務めていたアイメリク・ラポルテ。彼もサウジリーグのアル・ナスルに移籍することが決まった。
2016年にマフレズとともにプレミア・リーグ優勝を果たし、2018年にはワールドカップ優勝も達成したミッドフィールダー、エンゴロ・カンテもチェルシーFCを離れアル・イテハドに移籍した。
サウジ移籍組には若手もいる。ローマのSSラツィオで8シーズンプレイしたセルゲイ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチも今季からアル・ヒラル所属となった。
リヴァプールFCで長年プレーしてきたジョーダン・ヘンダーソンもアル・イテファクに移籍することとなった。性的マイノリティへのサポートを表明してきたヘンダーソンがサウジアラビアのリーグに移籍することについては、不満の声も出ている。
リヴァプールFCと縁が深い選手といえば、ファビーニョもサウジリーグに移籍した。今年30歳になるファビーニョだが、アル・イテハドに3年契約で移籍ということだ。
2019年からニューカッスル・ユナイテッドFCに所属していたアラン・サン=マクシマン。現在26歳のフォワードの次の活躍の舞台はアル・アハリとなった。
フランスのリーグ・アンやチェルシーFCでゴールキーパーを務めてきたエドゥアール・メンディも、今季からはアル・アハリのゴールを守っている。
24歳の若き才能、ジョタ(ジョアン・ペドロ・ネヴェス・フィリペ)もサウジリーグに移籍、アル・イテハドでプレーすることになった。
2023年のチャンピオンズリーグではインテル・ミラノの一員として出場したマルセロ・ブロゾビッチもこの夏ヨーロッパを離れ、アル・ナスルに移籍した。
ポルトガル代表も務めているルヴェン・ネヴェスも26歳とまだまだ若いが、これまで所属していたクラブ、ウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズFCを離れアル・ヒラルに移籍した。
プレミアリーグのフルハムFCに所属していたアレクサンダル・ミトロビッチ。アル・ヒラルからのオファーは何度かクラブ側が拒否したが、ついに移籍が決定。ミトロビッチもサウジリーグに行くことになった。
2022年にはACミランの一員としてセリエA優勝、さらにその後移籍したFCバルセロナでもリーグ優勝と華々しい成績のフランク・ケシエ。彼もまたサウジリーグのアル・アハリに移籍したひとりだ。
FCポルトやマンチェスター・ユナイテッドFC、FCセビージャなど多くの有名クラブに所属した経歴のあるアレックス・テレス。次の活躍の場となったのはアル・ナスルだ。
同じくアル・ナスルに移籍したのが、昨季RCランス所属でリーグ・アン準優勝を果たしたミッドフィールダー、セコ・フォファナだ。
アーセナルFCやSSCナポリでのプレー歴があるゴールキーパー、ダビド・オスピナもアル・ナスルに移籍した。
リーグ・アンのオリンピック・リヨンで断続的に5年ほどプレーしてきたムサ・デンベレだが、今季からはアル・イテファク所属となった。
スペインのクラブ、セルタでプレーしていたガブリ・ベイガもアル・アハリに移籍。21歳とまだまだ若手の選手だが、移籍金は3500万ユーロ(約55億円)とセルタ史上最高額を記録した。
かつてはリヴァプールFCで活躍したスティーブン・ジェラードは選手から監督に転身、レンジャーズFCとアストン・ヴィラFCで経験を積み、満を持してアル・イテファクの監督に就任した。