ドジャース大谷翔平選手が54本塁打・57盗塁を達成:記録はどこまで伸びる?
昨年12月にスポーツ史上最高額となる契約金で移籍し、今季からロサンゼルス・ドジャースで活躍している大谷翔平選手。右ひじ故障のため、投手としてはリハビリ中だが、打者として驚異的な記録を打ち立て、世界中の野球ファンをうならせている。
大谷選手が達成したのは1シーズンにおける本塁打・盗塁の大リーグ記録だ。9月19日に行われたマイアミ・マーリンズ戦で2盗塁を成功させた上、ホームラン3本を放ち、50本塁打・50盗塁の大台を突破したのだ。NHKが報じている。
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画像:マーリンズ戦で50盗塁目を成功させた場面
この時点で大谷選手の記録は51本塁打・51盗塁だったが、その後も更新を続け、9月29日の時点で54本塁打・57盗塁に到達。
そして25日にパドレス戦で大谷選手は盗塁を決めて今季56盗塁とし、2001年にイチローがマリナーズで達成した日本人選手のシーズン最多記録に並んだ。27日のロッキーズ戦で57盗塁で記録を更新した。
ところで、大谷選手が突破した50本塁打・50盗塁というマイルストーンは、メジャーリーグにおいてどれほどの偉業なのだろうか?
『産経新聞』いわく、メジャーリーグで50本塁打・50盗塁を達成したのは大谷選手が史上初。40本塁打・40盗塁を突破した選手も、大谷選手を含めてわずか6人しかいないそうだ。
また、近年の記録としては、アトランタ・ブレーブスのロナルド・アクーニャ・ジュニア選手が昨シーズンに達成した41本塁打・73盗塁があるとのこと。
大谷選手の快進撃は野球ファンのみならず、スポーツ界全体を沸かせている。『スポーツ・イラストレイテッド』誌によれば、NBAのレジェンド、レブロン・ジェームズ選手もX上に「この男、現実離れしているぜ!」と投稿し、大谷選手の記録を讃えたという。
また、時事通信によれば、ドジャースのチームメイト、クレイトン・カーショー選手は大谷選手がリハビリ中に大記録を達成してしまったことに驚愕しているようだ。そして、「翔平について十分な言葉が見つからない」と述べ、その奮闘を賞賛したという。
大谷選手は今年2月に、元バスケットボール選手の真美子夫人と結婚したことを発表し、大きな話題となった。その後、専属通訳だった水原一平氏の違法賭博が発覚し、波乱に見舞われたが、そのようなトラブルをものともせず、プレーで実力を見せつける形となった。
果たして、大谷選手は本塁打・盗塁の記録をどこまで伸ばすことができるのか? また、来シーズンには投手としても復帰すると見られており、今後の活躍にも期待が高まっている。