女子大生体操選手オリビア・ダン、今後の動向に注目集まる
米国で人気の女子大生体操選手、オリビア・ダンの今後の動向に注目が集まっている。場合によっては、ルイジアナ州立大学のレオタードを着たオリビアの姿を、来シーズンは目にすることができなくなるかもしれないからだ。
ウェブメディア「Fox News」によると、オリビア・ダンはルイジアナ州立大学の女子体操チームにもう一年在籍することができるという。しかし、来年どうするかという判断をオリビアは保留していることが明らかになったのだ。
「どの選択肢を選ぶべきか、吟味しているところです」と、オリビアは同メディアに語っている。「ルイジアナ州立大学にとどまるか、あるいは離れるか、いずれにしても賛否の意見があることはよく承知しています。どちらにすべきか、今は状況を見極めています」
このコメントは示唆的である。オリビアはもしかすると、別の大学に籍を移して体操競技を継続する可能性を念頭に置いているのかもしれない。
いずれにしても、オリビア・ダンはこれまでルイジアナ州立大学女子体操チームの中心選手としておおいに活躍してきた。チームは2024年4月、全米大学トーナメントでみごと優勝を果たしている。オリビアはその後『デイリー・メール』紙の取材に対し、「このチームと歴史をつくることができるのは素晴らしい」と語った。
ところで、米国選抜メンバーとして国際大会に出場した経験もあるオリビアは、オリンピックについてはどのような考えを持っているのだろうか?
オリビアがスポーツ系メディア「Athlon Sports」に語ったところによると、彼女はパリ・オリンピックやその後のオリンピックに挑戦することは考えていないという。国際的な舞台での活躍を期待していたファンにとっては、がっかりさせられる発言だろう。
その一方で、オリビアとその家族は、オリンピックに出場する体操選手たちと親しく交際をつづけている。スポーツ系メディア「Essentially Sports」によれば、オリビアの母は先日、オリンピック出場を決めた女子体操選手のヘズリー・リベラに祝意を伝えたという。ヘズリーとオリビアは幼いころ、同じ体操チームに入っていたことがあるのだ。
『デイリー・メール』紙などが指摘しているように、オリビア・ダンのNIL(名前・画像・肖像権)は、女子大学生アスリートとして最高の部類に入っている。NIL契約によるオリビアの収入は400万ドルにのぼると推定されている。
オリビア・ダンの今後の動向はまだ定まっていないが、仮に体操競技を引退するとしても、オリビアの姿はメジャーリーグのピッツバーグ・パイレーツの試合で目にすることができるはずだ。というのも、オリビアはパイレーツのポール・スキーンズ投手と真剣に交際しているからである。