女子W杯でスペインが優勝:感動の瞬間を写真で
シドニーで行われたFIFA女子ワールドカップの決勝戦。スペインがイングランドを1対0で下し、念願の初優勝を果たした。
試合終了のホイッスルが鳴ると、スペイン代表のアイタナ・ボンマティ選手は頭に手をあてて歓喜。強豪イングランドを破った喜びをあらわにした。
優勝を果たしたスペイン代表の選手たちはピッチ上で抱擁を交わす。
また、感動のあまり涙を流す選手の姿もあった。
ピッチ上に寝転がって念願の初優勝を祝うオイハネ・エルナンデス選手とクラウディア・ソルノサ選手。
サルマ・パラユエロ選手もスペインの優勝が決まった瞬間、勝利の歓声を挙げた。
喜びをあらわにしたのは、ピッチ上でチームワークを発揮して戦った選手たちだけではない。選手たちを理解し、優勝に貢献したホルヘ・ビルダ監督もこの通り。
イングランド戦で決勝ゴールを挙げたのはセビーリャ出身のオルガ・カルモナ選手。『ヴァニティ・フェア』誌によれば、カルモナ選手の家族は娘にフラメンコ・ダンサーの道を望んでいたというが、本人はサッカー選手を希望。その決断は正しかった。
一方、世界最高の女子サッカー選手とされるアレクシア・プテジャス選手は、今回のW杯で思うような活躍を見せることができなかった。ケガの影響を懸念したコーチがブテジャス選手をベンチに留め置く判断を下したためだ。しかし、イングランド戦では数分間ピッチ上に立っている。
代表チームを応援するためシドニーを訪れていたスペインのレティシア王妃とソフィア王女も、選手たちとともに優勝をお祝い。
念願の優勝に酔いしれ、ピッチ上で記念のセルフィーを撮影するサルマ・パラユエロ選手。
決勝戦は強豪同士の接戦となり、スペインがなんとか1点を守りきって優勝を果たすという、手に汗を握る展開だった。
決勝点を挙げチームに優勝をもたらしたオルガ・カルモナ選手は、一躍スペインのヒロインとなった。
ゴールネットを切って優勝の記念に持ち帰る選手たちの姿も。
今回のスペイン代表チームは若さが武器。初優勝を果たしたことをきっかけに、今後も一段と活躍を見せてくれることだろう。
目標に向かって粘り強く戦ったスペイン代表。ついに、女子サッカーの頂点を極めることとなった。